第3話 ロボかもしれない運転

 長編を書き始めるのに、以前は短編がよいリハビリになったんでした。しばらく書かない日々が続いていたので、長くできそうなネタをあえて短くして発表したのでした。その後発奮して別案で長編をすぐに。

 ほかにはNFLとNBAを観戦して、スポーツもいいなあ、なんて。

 そういえば戦争博物館でも1作生まれましたよね。


 それぞれ長編として完成をみましたが、あれらが正しい判断だったかは微妙です。面白いと思ったのは私と数人だけ、でもおれごん未来という書き手が今も息をしているのはそれらを経たがゆえ。このルートでしか存在しなかったかもしれません。


 いまからは何をしましょうねえ。レトロゲームでしょうか。

 すでに16ビットセンセーションに先を越されていますね。ハイスコアガールもあります。ジェネリック作品を描いてもよいですが、原典を越えられる自惚れを得られなくては書く気も起こりません。


 出涸らしなんでしょうね。ですからこうして足踏みだけを。

 書ける時間があって、意欲もあって、ところがアイデアがない。精神状態としては一番よい時間かもしれません。

 しばらくはモノやコトに浪費してみましょうか。時間を物語の錬成に消費した結果、おれごんの妄想力は底をついてしまいました。

 また仕入れましょう。探して求めて買いつけて。Amazonから、まんだらけから、メルカリから。


 おやおや、ものの見事に立体ばかりですね。やはり深層心理では求めているのでしょうか、ロボを。


 夏くらいに注文したんでしたっけ。

 お仕事から帰宅すると、地球帝国宇宙軍から巨大ソフビガンバスターが配達されており、玄関に鎮座ましまして。メーカーさん、段ボールで商品名主張しすぎィーー!

 家族には以降事あるごとに非難されます。

 言えない、あれよりも大きなイデオンがすでに祀ってあるなんて言えない。


 やはりロボは書かねばならないのでしょう。しかしロボに関してはそれなりに造詣があり、およそ有名な作品は網羅できています。同じ道を通らずにはたして新たな物語が紡げましょうや。

 今、おれごんのロボ愛が真に試されているのかもしれません。次作はやはりロボかもしれない。ロボかもしれない運転で猛進します。むやみやたらに。やみくもに。あらぬ方角をめがけて。


 でも今は書けないので、今日で書く日々がいったん終わりです。ひと段落。また書けるようになったら、物語が動き始めたらここで報告しますね。


 ようやく体裁が整い、さきほど星海社さんにword添付メールを送ってきました。第4作の真の完成です。

 16万字にぶった切って、きちんと物語になっていると確認して、あらすじをつけたし、小粋なフォントに変換し、ページのずれを直してから提出しました。


 これでも手を尽くしてカットしたんですよ?

 全体としては29万字、そこからのオリンピックぶん13万字全カットの決断。これはいい判断だったと信じたい。

 いきなり全国大会からスタートですし、1回戦は一撃でクリア、3回戦はスキップ。まともに試合をしているのはたったの4試合だけ。

 乱暴も乱暴、試合の中身も野球でいえば3回ウラで終了くらいの力技で削り、それだけ駆使して16万字。

 いやあもう、何と戦ってんだって感じでした。スポーツって、放っておけばめちゃめちゃ文字を生産しますね……。

 あとは野となれ山となれ。

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