今のところ微妙今後次第(完結したので追記)
- ★ Good!
文章力や心理描写などの魅せ方は良い
やり直しの物語としての完成度は今のところ微妙
主人公が他責ヒロイック思考すぎる
美弥子との過去(未来)でのことがまだ全部出てきていないのでなんとも言い難いがけど
スピンオフ作や途中で出てきた話を踏まえると美弥子もちゃんと主人公に愛があったように思える
主人公が妻と娘を泣かせて尚、耳も貸さず現実に目を向けずに自滅して行っただけな感じなのに
妻が娘を連れて出て行ったのを昔の想い人を忘れられずにずっと想いを残したままだったんだ、が最初に出てくるのはキツイ
むしろ自分の今までを振り返ってとうとう愛想尽かされたかぐらい考えないかな?
過去に戻ってすぐに未来の経験と健常な身体があれば昔の自分よりいい演奏が出来るって思えるなら
未来の時に痺れはともかく腱鞘炎ぐらいは治そうとし無いのは最早、2流3流どころかプロを語れない
才能がないから練習し続けないとと強迫観念や自己洗脳状態とか言い訳できんよ
リアルだと場合によっては手術してまで怪我故障違和感の改善を治そうとする人もいるのに
主人公が未来での行いや考えをちゃんと見つめ直したり美弥子の真意やそれを主人公が知り理解する機会があったうえでこの先の道を選べればなと思う
今後次第かなやり直しの物語としての完成度ちゃんと評価できるのは
美弥子が主人公に対して愛があるうえで葛藤した結果、離婚や家を出ることを決意していたなら
美弥子がタイムリープした話が見てみたくはある
完結したので追記
やり直しの物語としては個人的には最後まで微妙で終わった
主人公にはどんな形であれ笑里と共に歩む道を選べたのでハッピーエンドだったのだろうと思うが
読者として主人公の心の中や行動を見てきてるのでコイツ最後まで考えが浅いというか深く考えてるようで表面上でしか物事を考えない感じの微妙な奴で終わったなと思ったし、結末も何とも言えないハッピーエンドとも言い難い終わりでスッキリはしなかった
最期の言葉を伝えるつもりでループ前の美弥子と沙紀を捨て笑里を選んだのに戻ったら25年後で笑里は死んでおりループ後の美弥子と結婚している状況
結局やっぱりループ前の美弥子は愛があった上での行動だったし本人を見ずに理想と結婚して幻想だけを見て現実逃避してきた主人公をなお想っていたが、笑里に想いが寄りきってる状態で最期の最期でそれを主人公が観たとはいえ感想が軽すぎるのが不憫、キープされても想い続け十何年連れ添った妻と娘なんだけどなループ前の自分が行ってきた所業も考えれば流石に軽すぎないか
笑里が沙紀に転生しており、前の沙紀はどうなったんだと思ったら祥子が転生したのが沙紀でしたで、なんか丸く収まった感出してるけど
同じ人であるけど同じではないんだよな、本質的にループ前の美弥子も沙紀も居ないんだ、選択の結果2人を無かった事にしちゃったけど特に主人公がそこまで考えが至ることもなく
ループ前の美弥子と沙紀の真意を観た時にも軽い感じだったことも合わさり、もやっとする終わり方だった、まあ跳んで来た直後で慌ただしくもあるので後日ループ前の2人について思うこともあるかも知れないけどこの主人公だと期待できそうにないかな
主人公自身も主人公が25年後に急に跳んで来て身体に入り込んだから、それまで記憶の無い主人公(多分ループ前の少年主人公人格)が25年頑張って過ごしているた訳だけどループした主人公とはやはり本質的に別人で消えちゃった訳だけどそれでいいのかって疑問に思う
もし消えちゃった人格の方がループ前の世界線の25年後の方にとんでたら更に悲惨だなって思っちゃう
捨てられて消えたり乗っ取られて消えたり色々と無くなったように思える、その代わり得たものもあるけど
まあやり直しが必ずハッピーエンドになる訳でもないし、何かの為にに捨てたものが拾ったものと等価である訳でもない、価値観は個々の目線で変わるのでよくある結末は個人に委ねますって感じかな
この物語で主人公が成長したかやり直しは成功したかというと、自身の振り返りや本質的な部分での反省というか見つめ直すことも無かったのでやはり主人公が浅いままであり浅い主人公だからこそどんな形であれ笑里と歩める道に至れて良い結果と思えるのかも知れないが
読者の自分は主人公の在り方も結末も微妙に思えてしまう、美弥子の真意を知るのがループした直後ならまた進む道も違っただろうし、選択した結果25年前の当時の時間に戻り進んでいれば自身で感じ、思い、積み上げれたのに急に25年後なもんだから経験値がループ前の幻想に溺れて無作為に過ごした時間と少しのやり直した青春だけという、どう考えてもループ後の25年後にこの主人公はお呼びではないだろ、タイミングって大事だな
やっぱり美弥子のループした世界線が欲しいな