プロローグ2 不動の第三位
政府が高バンを始めて三ヶ月ほど経った。
あの日バンドを結成した、僕ら五人は、、、
高バンランキング第三位になっていた。
「いやー俺らが第三位になってもう一ヶ月か。なんか感慨深いなぁ〜」
こいつはこのバンドを結成した張本人、不明焔。僕らを特になんの変哲もない仲良し五人組から高バンランキング第三位になるきっかけを作った、僕らのリーダー的存在だ。
「まぁなんて言うかあっという間だったよね〜。ここまで来るの」
鈴代沙莉。うちのバンドの細かい事務系のことをしてくれている。この高バンに登録とか金銭請求とか色々やってくれた。つまりこいつもきっかけを作ったやつなのだ。
「今でもなんでここまで来れたのか謎だよな〜」
猫林蒼雷。このバンドの作詞作曲を担当しているやつの一人。つまりこいつも原因の一人。
「だよな〜本当に謎」
白井光。このバンドのもう一人の作詞作曲担当。蒼雷が普通の曲を多く作っているのに対し、光はネタ曲を作っている。そのほとんどがネットミーム化している。つまりこいつも原因。
「みんなー。練習始めるよ〜」
「「「「はーい」」」」
最後に天野草乃。このバンドの実力の要。こいつがいなければ僕らはこんな短期間でまともに演奏することも出来なかっただろう。つまり以下同文。
「いくよーワンツースリーフォ」
♪〜〜♪
ベースボーカルの蒼雷。ドラムの光。ギターの焔と沙莉。そしてキーボードの草乃。この五人が高校生バンドプロジェクトランキング不動の第三位のネタ系バンド「レッツおやすみパーティー」だ。
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