ごく一般の高校生…兼霊媒師!?!?

宇鳥みこ

第1話 おまじないのちから

7月末の電車で考えにふける女子高生が1人いタ。

彼女の名前は麻陽。高校1年生吹奏楽部フルートパート。


悩みの種は部活にあっタ。吹奏楽部にとって1番大切なコンクールまであと1週間に迫っているのダ。


朝陽は高校に入ってから吹奏楽を始めたため、まだフルート歴は3ヶ月ほどで緊張して仕方がないらしイ。 それだけではなく今日、学校から借りているフルートに不具合があったのダ。幸い針金が外れただけだったため、無理矢理治したが、本番でまた外れたらもうどうしてしまおうかという想像を繰り返していル。


「修理頼むのはコンクール終わってからだよなぁ…今出すのは危ないよなぁ…」

そんなことを呟きながら麻陽はスマホを取り出し、緊張の紛らわし方を検索する。どうやらおまじないをするのがいいらしい。



(おまじないねぇ…)




家に到着し自分の部屋に入る。制服を脱いで部屋着に着替える。ベットに寝転がり一息つく。


(お出迎えが無い…)

先日、猫が寿命で亡くなった。甘え上手で、家に帰ってくると近寄ってスリスリするのが習慣だった。





そんなことを思い出しているとまた不安や緊張に襲われた。黒いもやが心臓を包むようにしていく。その時ふと、先程のことを思い出した。





コンクール会場でミスなく演奏をする自分を思い浮かべながら「私は大丈夫」と3回唱える。本当に大丈夫だと思い込む。

(はやく、はやくこの心臓が落ち着きますように!!)





……………





黒いもやが引いていき、鼓動が落ち着いていく。心臓に手を当てる。

「おまじない、効いたー!!!」










第1話読んでくれてありがとうございました!!

処女作ですが結構続いていく予定ですので、是非いいねフォローお願いします!

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