第004話 RADIOとRADIKOの間

雉撃ち爺さん、花摘み婆さん:04

表題「奴隷のラジオ、徳光のラジコ」


奴隷、攻めたハンドルネームを背負うのはあどけない成人大学生だった。

奴隷さんの透明感ある幼いヴォイスと

ミスマッチな名前が多くのリスナーの心を鷲掴みにして離さなかった。


奴隷さんは、枠を立てる時、シンプルに「ラジオ」と書いた。

その体脂肪の低い感じがかっこよくて

僕は無情にも模倣していた時期がある。


すい星のごとく現れて、すい星のごとく消えて行ったライバー。

HER NAME IS SLAVE.

SHE WROTE THE TITLE RADIO.


徳光、MMGの叔父に当たる人物と同じ名字の男性。

彼は、ラジオを愛していたが、

今日日、スマートフォンを所持していなかった。

ガラパゴス携帯を駆使して着信を投げ掛けては

執拗にラジコの情報を求めて来た。僕は体のいい使い走りだ。

ラジコ:インターネット・ラジオの代表格で、FM山口の情報を所望

HIS NAME IS MITZ.

HE IS A RADIO SLAVE.


お爺さんは山に雉撃ちに、お婆さんは川に花摘みに行きました。

トイレの前で電波渋滞。

奴隷さんもYORKさんみたいに迷い人のひとり。

1回麻雀の通信対戦中に枠が立ったが

対局を終える頃にはもう、蜃気楼だった。

逢いたいと思う程、深い交わりはなかったが

二極で別けると良い思い出に入る部類かな。

MITZ、ラジオもいいけど、仕事もな。

ガリバーで自家用車買うのが夢なんだろ?

だったら、日本通貨をしこたま握り締めろよ!

次回表題「めーにゃんなんて、どうでもええやん」

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