1/19 【書く】「永遠に手を伸ばす」
一月十九日は、エドガー・アラン・ポーの誕生日。
それとは全く関係ない拙作の紹介。
・「永遠に手を伸ばす」
→https://kakuyomu.jp/works/16817330661040454677
人間が住んでいない地球を、職場にしている唯一の人間である「俺」は、新たに同僚を迎え入れる。年齢のさほど変わらない若い「彼」は、命のタイムリミットが迫っていた。
草森ゆきさんによる自主企画「死別ブロマンスを書いてほしい」への参加作品。
私が紹介するまでもないのだけど、草森さんは『不能共』が書籍したプロの作家さん。そんな方に自作を読んでもらえるチャンスがあるなんて! しかも、私も好きなブロマンスを! という感じで、ノリノリで書いてみた。
こちらの企画、募集期間は半月で、「書きおろし」「五千文字以内」「片方が必ず死ぬ(あるいはすでに死んでいる)」「ブロマンスないしBL」という中々辛いレギュレーションだったが、五十二作品も集まっていた。草森さんの人気なのか、死別するブロマンスの人気なのか、あるいは両方なのか……。
実をいうと、この企画の前の月にやっていた同題異話SRへの参加作品が、そのものずばり「死別をテーマにしたブロマンス」だった。しかし、書下ろしが参加条件なので、改めて考えて、「汚染された地球に二人だけ残ってテラフォーミングを見守るゲイカップル」というアイディアがあったので、それを少し変更させてから、参加してみた。
ちなみに、この「永遠に手を伸ばす」が、去年発表した拙作の中で一番気に入っているタイトルである(同題異話など自分以外の人が考えたタイトルを除く)。「永遠」という概念に手を伸ばす、ずっとずっと手を伸ばし続けている、というダブルミーニングを上手く体現できたと思う。「好きな自作タイトル選手権」とかあったら、これを提出したい。
さて、「死別ブロマンスを書いてほしい」の締め切りギリギリで参加した拙作だったが、有り難いことに主催者の草森さんにも読んでもらえた。そして、ラストシーンを「主人公に感情移入しやすかった」「最後の最後の台詞にうおお……と寂しくなった」と言ってもらえたのがものすごく嬉しかった。今後の創作のモチベーションになる言葉だ。
で、今現在、草森さんは自身の誕生日企画として、「犯罪者が出てくるブロマンスを書いてほしい」を主宰中。これに対しても、「その言葉に意味を足したい」で参加したかった! と悔やみつつ(こちらも書きおろし限定なので)、新しいお話を考えてみたりしている。二十五日に間に合わせるぞ!
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