第3話 昴の気持ち

「どういう意味だ?」

「かんちゃんとは、親友って事だよ!僕は、兄弟とは思ってない」


昴は笑っていた。


本当は、違う言葉を話したかったんじゃないのか?


何だか、そんな気がしていた。



「勘太郎、大丈夫か?」


「うん」


父さんに話しかけられて、俺は現実に引き戻される。


棺は、沢山の人数で持っているせいで昴の重みを感じない。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る