お姉ちゃんたちの紹介だ!


ま、まぁお姉ちゃんたちの服装に関しては置いておこう。服装は別にいい!性格だ性格!


「この子が私たちの赤ちゃん?」

「なんかぶっさいね」


ちなみに前者が地雷系の子で、後者がゴスロリの子だ!ぶっさいのは確かだがな!


「こら!そんなこと言ったらダメでしょ!葵依きい!そうよ!美衣みい、それと中に入れてもらえる?ちょっと大事な話をしないといけないの」


なるほど、俺の性別についてだな!こんなところで話してしまったら、隣の人とかに聞かれてしまうからな!


「もしかして…分かったよ。お茶用意するから、葵依はお菓子を準備して」

「え?なんの話?…まぁいいけど」


何となく分かってきたぞ!

ちょっとおバカな方が葵依ちゃんか!

賢い方が美衣ちゃんなんだな!

長女は美衣ちゃんの方か!?


「それとこの赤ちゃん、私たちの言葉を分かってるから気をつけた方がいいわよ?将来的に反抗的な態度を取られても知らないから」


「うん、家を見た時に驚いてたから分かってた」

「え!?嘘じゃん!普通分かるわけない!」


(まぁ普通は分からないよね〜。でも俺なら可能だ!)

「おぎゃあ!」


「ほら、会話を聞いて返事してるみたいでしょ?この子、すごいよね」


「うん、ちょっと抱っこしたいけどひとまず座って」

「早いって!お菓子まだ出てないから!」


美衣ちゃんはほんとに賢いというかすごいなぁ!

ママさん行こうぜ!俺の紹介をしてくれ!


「よいしょっと…さて、あなた達にはこれから口外してはいけないことがあるの。美衣、葵依の口を縛っておいて」

「わかった」

「ングググッ!」


ナイス選択だ!ママさん!絶対大声出すから、気をつけないと大変な目になるぞ!


「では言うわね。この子は男なの。名前はアキラね。ほらっ挨拶して」


(こんにちは!アキラです!)

「あい!」


「アキラ…可愛い」

「んんんんんん!?んんんっんんんんんんんんん!?(なんですってぇ!?その子って男の子なの!?)」


「つまり、この子を守るためにはここを引越ししてしないといけないの。大丈夫?」


「いける」

「(いける)」


なんというかそんなにやばいんだな!男の子が産まれると大変なことになるんだな。でも、どんだけ大変なんだろうか…。


「この子、なんで大変なのか分かってないみたいだよ?」


ナイス美衣ちゃん!素晴らしいアシストだ!


「あ〜言い忘れてた!えっと…現在、男の数は1:25なの。で、男が産まれると年間500万程の手当が出るの。ちなみに家族一人一人にね。


だから、私たちだと年間2000万かな?生涯安定って言われるのがその理由よ。で、もし男の子に何かあったら、全て私たちに来るの。誘拐、怪我、強姦とかね。私たちのお金で解決する形になるわ。


ただ例外として。一ヶ月前にあったのがその。小笠原君とほか男性数人で小笠原君の警護者に暴行しようとして、小笠原君が死亡、ほか数人は重傷になったみたい。その男達は皆、無期懲役で女性の奉仕を死ぬまで毎日らしいわ。


今回の1件、かなり綿密に企ててあったみたいだし、武器を持って襲ったみたい。ただ男性警護は武器を所持してたからそれで反撃したみたい。


今、警護官は精神鑑定をしてるみたいで、現場に復帰できるかどうか…とも。でも、強さはトップとも言わてるけど…結構精神的ダメージが大きいみたい」


「簡単に言えば

私たちの補償は男のため

何かあったら私たちの責任

男性警護官の場合、罪は男に

事件にあった警護官は強いけど、仕事復帰できるかどうかって感じだね」


ありがとう!美衣ちゃん!ちょっと混乱してたんだ!すごいぞ!あら?葵依ちゃんがゴソゴソしてるぞ?


「ぷはっ!硬かった!というわけで、私たちはあんたを守ることになる!あんたが話し始めたら、男性警護官は《《あんた自身で決めることになる》!ちゃんと選びなさいよ!まぁ代わりに!私が選んでもいいんだけど!」


(おう!やってやろうじゃねえか!多分、話に出てきた人を選ぶかもしれないな!もうちょっと情報を集めるか!少しお腹すいたな!)

「おぎゃあ!おぎゃあ!」


「ご飯の時間だね!葵依はお湯を用意して!美衣はご飯あげてみて!」


きちゃぁ!!美衣ちゃんは安心出来る!

あと服装に関してはそっとしておいてくれ…今の俺の服装は王子様みたいなものにされてるんだ…


服は絶対俺が選ぶ!こんなもので外に出れん!

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