第四話〜動画作成と審査〜

「じゃあ今から早速動画を作って行こっか」

「はい!」

「あと動画の作成のやり方とかは、教えるけど他の人も応募したりするから実際に作るのは、自分でお願いね」

「自分で作らなきゃ意味ないですもんね!」


 そこから僕は天坂さんに動画の作り方を教えてもらいながら時には、空間に黒い穴を開けたりペットボトルを切ったりする映像を自分の解説付きで作った。


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そして5日がたった。教えてもらいながら作ったのもあってかなりうまく出来ていた。

この動画を応募のページに載せて1次審査が終わるのをしばらく待つことになった。

審査は1週間程かかるそうなのでその間に天坂さんと一緒に服を買いに行ったりいろいろなVtuberの配信を見たりして過ごしていた。


そして


「やったーー!!」

「一次審査受かったってー!!」

「おめでとーー!!」

「この次は二次試験で面接をするんだよ」

「それはいつなんですか?」

「それはねーなんと明日なんです!!」

「明日の3時からだから昼ごはんのことも考えて12時には家を出よっか」

「はい!」


 次の日僕はさすがに天坂さんが一緒に行くのはまずいらしいので一人で事務所の前に立っているのだが、、、


「あまりに大きすぎない??」


 思っていた数倍は大きく今まで見たことないような大きさだった。あまりの大きさに緊張しながら事務所の中に入って行くと受付があったので


「あのー今日二次試験があると聞いてきたんですけど」

「お名前は?」

「神和透です」

「はい。確認しました」

「ここから見て右のエレベーターで5階に行くと椅子が並べてあるので好きなところにお座り下さい」

「分かりました」


 そういうと僕はエレベーターに乗って5階を押し少しの間待つと『チーーン』と音が鳴りドアが開いた目の前には椅子が30個程並んでいた。その中で既に17人程は、先に来ていたようで緊張した顔で椅子に奥から順番に座っていた。なので18番目の椅子に座り待っていると残りの12人も来て椅子に座った。そして


『3時になりましたので只今から二次試験を始めます』


 とアナウンスが流れてきた。


『1番鈴木さん入室して下さい』


 こうして順番に呼ばれていき2時間半が経った。


『最後に30番の神和さん入室して下さい』


最後になってしまったが呼ばれたのでそこそこ大きな扉を開く。


「失礼します」


 そこには審査員と思われる人が3人いた。女の人が1人男の人が2人ほどいた。


「楽にして良いですよ」


 と言われたので近くにあった椅子に座った


「まずは動画でやっていたあれをやってみてください」


 と言われたので周りに20を超える黒い穴を作りそこからペットボトルを出し、重力に従い落ちてきたところを同時に半分に切りまた黒い穴でしまった。


「おーー!!」

「本当に出来るんですね!」

「では軽く今から私がゴブリンを召喚魔法で出すので倒して下さい」


 すると目の前から緑色の子供のような生き物が出てきたので首を切った。そうしたら石のような物が地面に落ちた。


「とりあえずこちらは問題ないようですので志望動機を聴かせてください」

「志望動機は、友人に勧められて配信をしてみたいと思ったのですが顔を出すのは嫌ですしダンジョンでも頑張ってみたいのでここの事務所を選びました」

「分かりました」

「これで面接を終わります。ありがとうございました」

「ありがとうございました」


 扉を開けてエレベーターで1階まで降りてそのまま天坂さんと合流し帰った。


 その後3日ほど待って二次審査の合格通知が来たのでこれで完全合格らしい


「おめでとーこれで今度からVtuberだね!今日はお祝いでお寿司に行こっか!」

「はい!」

「明日は多分これからの配信予定や見た目、設定等を決めると思うからまた会社に行くよ!」

「分かりました!」



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side会社側

「よーし今回も誰にするか決めますかまずは

きている動画を見ていかないとなー」

「いくらダンジョンに挑戦できるという条件があっても一応大手だから1000本くらい動画きてますもんね」

「まあいつも通り軽く最初だけ見てスキル【直感】で本当の良い動画を見つければ良いでしょ」


 それからしばらく動画を見ていると


「いやーなかなか疲れたねー」

「でも後少しですね!」

「そうだね、今のところ29人ぐらい良い人を見つけたからキリ良く30になるのかなー」

「今回最終的には3人になるんでしたっけ」

「そだねーー」

「おっこれで最後の動画だねせっかくだし私たち全員で見ようよ」

「良いねー」

「見る見る」


数分後


「え、ちょっとヤバみがないこれ合成?」

「いやでも【直感】スキルで嘘ではないっぽいけど」

「まあとりあえずこれは採用で良いでしょあとは上に決めてもらう感じで」



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面接官側


 動画で見たあれ未だに信じられないけど直接みればわかるだろう。その子は順番的には本日最後の子だけど、、、



面接後


 まじかーあのゴブリン結構耐久よりに作ったんだけどなぁ。

 まああれぐらいの強さがあれば人気も出るでしょ合格で良いかな。声も良かったし。



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あとがき

思ったより早くかけました!

ここまで読んでくださりありがとうございました!!

ちなみにこれからの主人公は、社員寮に住むことになるのでご了承ください。

書く機会がなかったので今書きますが天坂さんのおかげで戸籍等はどうにかなっています会社側もこの事は知りません。住所は今ないことになっているので社員寮に住むことになる感じです。


流れと雰囲気を楽しんでください長々と書いてすみませんでした。

最後に150ものpvありがとうございました!!

皆様のおかげです!これからも頑張ります!

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