4ゲーム目 ウミガメの島

 前回の話でとても時間がかかるゲームをご紹介したので、今度は足し算とかけ算さえできれば誰でもできる簡単なゲームをご紹介しようと思います。


 今回ご紹介するのは『ウミガメの島』というすごろく系のゲームです。


 プレイ人数は2~7人。大人数でやるとより楽しめると思います。


 所要時間は20分前後、とありますけど、子どもたちと遊んだ時は大体30分以上はかかりますね。


 対象年齢は6歳から、とありますが、ルールをしっかり理解して遊ぶのならば、かけ算もあるので×1.5くらいがちょうどいいと思います。



 詳しいルール説明はさっくりと。


 このゲームの目的は、自分の駒が一周するたびに貰える卵の絵が描かれた得点カード(1~6点)を集める事です。


 たくさん集めて、合計値を競い、一番得点が高かった人の勝ちです。


 マスは全部で21マスあり、それがぐるりと円形上になっています。


 そのマスをぐるぐるぐるぐる進んで、21のマスに止まるか、通過するたびに得点カードを貰う事が出来ます。



 自分の番になったら、まずはサイコロを最大3個まで振る事ができます。


 出た目の合計×振ったサイコロの数だけ進む事が出来るので、たくさん振りたいところですが、出目の合計が8を超えてしまったら、スタート地点であるイカダにウミガメ駒を戻さなくてはいけません。


 子どもたちと遊ぶ時は2個以上サイコロを振るタイミングで「5と6が出たら振り出しに戻っちゃうね」等と話をしながらサイコロを振るかどうか決めてもらっています。


 チャレンジしてうまくいけば大喜びしますし、失敗して振り出しに戻る時は悲鳴が上がる事もしばしばあります。




 また、これだけだとただのすごろくゲームですが、このゲームの特徴はもう一つあります。


 もし、自分のウミガメ駒が止まったマスに、他の人の駒があったら、その上に自分の駒を重ねる事ができるのです。


 同じところに何人も止まったら、その分どんどんどんどん駒を重ねていきます。


 上に乗られてしまった人はとても不利です。


 自分の駒が進む場合、上に乗っている駒を全部一緒に進めなくちゃいけないのです。


 それだけではありません。サイコロを振る数を決めるのも、卵を受け取る事ができるのも一番上の駒のプレイヤーだけです。


 だから皆、乗られたくない、むしろ乗ってやりたい! となるわけです。


 ただ、流石に何個も上に乗ると悔しさよりも見た目の面白さが勝つんでしょうね。6個重なった時はとても賑やかになりました。




 盛り上がりポイントが分かりやすく、比較的低年齢の子も中学生に混じって遊べるので、職場では重宝しています。


 バリエーションルールもあるのでやってみましたが、個人的には普通のルールが面白かったです。


 お子さんがいらっしゃる方は一度遊んでみてはいかがでしょうか。

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