3. 『グランディア』『デビルサマナー』シリーズほか【RPG】
セガサターン回想録3回目はロールプレイングゲーム特集です。
◆ロールプレイングゲーム
とは言ったものの、セガサターンというハード自体、あまりRPGを多くリリースしていないのですよね。
以前『シャイニング・ザ・ホーリィアーク』については触れたので、今回はそれ以外のゲームについて、あやふやな記憶を辿りつつ思い出を語ってまいります。
◇『真・女神転生デビルサマナー』
事件に巻き込まれて死んじゃった主人公が、心霊探偵の身体に乗り移って仕事を引き継ぐ羽目になるお話だった気がします。
アパートに住み着く旧日本陸軍の亡霊を退治したり、ヤ◯ザの邸宅にカチコミに行ってグノーシスの偽神と戦ったり、古墳の中でカポエイラ使いのムキムキ神父と格闘したり、古代バビロニアの女神と決戦するんでしたっけ?(曖昧)
世界中の神話伝承から神々や妖精、悪魔などが沢山登場する作品です。元々そういったものに慣れ親しんでいた真野にとってはとても楽しめたゲームでした。
◇『デビルサマナー ソウルハッカーズ』
前項と共通の世界観で少年ハッカー集団が活躍します。1990年代後半にして、早くもネット社会の問題を暗示した意欲作でもありました。
紅一点の清楚系ヒロインにギャル悪魔が憑依してパートナー化する衝撃。
メンバーのシックスの重すぎる過去に姉弟好きな真野、ハートブレイク。
そしてスプーキー……(´;ω;`)ウッ… など色々ございました。
前作同様、神話やオカルトネタが豊富でしたが、とくにネイティブアメリカンのアルゴンキン族神話が引用されていたのが渋いとこ突くなーと思いました。
余談ですが、真野もイロコイ族神話のガ・ガアーやオレンダなどの設定を自作に取り入れようとした経験がありました。ですが西洋ファンタジーとの噛み合わせは悪く、作品自体も頓挫してしまいました。
好きな悪魔:スカアハ、キュベレ、ジャンヌ・ダルク、キキーモラ
◇『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~』
それまでオカルティックで怪しげだった錬金術のイメージを一変させた立役者の一人が、この『マリーのアトリエ』でしょう(もう一つは『鋼の錬金術師』)。
真野も初めは「ニグレドがー」「緑の獅子がー」「タブラ・スマラグディナがー」みたいなオカルト知識満載で意気込んで手を出したのですが、予想を覆すほのぼのタッチにしてやられました。
結局セガサターンで発売された『アトリエ』シリーズはこの1作だけで、以降は別ハードで展開するようになります。真野も黄昏シリーズまでの大半はプレイしているので、いずれ別枠でまとめて語りたいと思っています。
とりあえず今は、主人公マルローネが真野の創作人生にとって特別な存在であるということだけを言っておきます。
◇『グランディア』
冒険者に憧れる少年が故郷を飛び出し、海を渡り大地を駆け巡り、多くの人々との交流を通じて成長し、ヒロインや仲間たちとともに世界の命運を賭けて破滅に立ち向かう、王道ド真ん中を行く少年漫画風ファンタジーです。
はっきりと断言します。真野がプレイしたゲームの中で最高の一作です。これほどまでに心を揺さぶる名作は他にありませんし(※)おそらく今後も現れないでしょう。
※本当は一作だけ比肩し得る作品があります。『幻想水滸伝II』です。
感動したシーンも枚挙に暇がありません。リリィさんの手紙、スーとの別れ、ラップとの悪友的な関係、まさかのリエーテ加入、未来を切り開く精霊の剣……どれも思い出すだけで今でも胸がいっぱいになります。
主人公ジャスティンと、年上&先輩ヒロイン(身長も上)であるフィーナとの関係も好みに凄まじく突き刺さります。二人には未来永劫イチャコラしてほしいです! 私はそれを無限に推し続ける所存です……!
終盤、ジャスティンが挫折から再起に至るドラマも本当に見事でした。一度は自分から突き放してしまったジャスティンが再び駆け付けて来てくれた時のフィーナの気持ちを思うと、感情が溢れそうになります。
岩垂徳行氏が手がけたサントラも耳に残ります。ガムラン風の「ガンボの祭」、トリップ感のある「ツインタワー」、コミカルな「3人娘」、新大陸後の「戦闘3」などがお気に入りです。
ちなみに真野は体験版『プレリュード』、ファンディスク『デジタルミュージアム』もプレイ済みです。
それと、後に出たメモリアルパッケージ版の、ジャスティンとフィーナがテント内で寄り添うパッケージのイラストがとても好きです。二人とともに歩んだ冒険を思い出して胸が詰まります。
好きな技:竜陣剣、終わる世界、応援ガンバ、大陸割り
以上、真野が体験したRPGはどれも深く印象に残るものばかりでした。しかし、いかんせん本数が少ないのは否めません。
ハード購入の元を取りたいがために、真野は徐々に苦手なジャンルにも挑戦するようになります。次回は、その辺りに言及していきたいと思います。
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