第21話「過去改変」

あらあんた

>やぁリンゴ女神

何、また世界を滅ぼしたって?

>そんなところだ

でも凄いわね、そこまで出来るなんて、あなたは妹に何をもらったのよ

>妹は家族だ、家族は守りたい、それだけだ

そ、まー世界は滅んで、また天国に行って、魂になって、また世界を想像する?

そんなのできないわよ

>なんでだ、

そんなに、私も暇じゃないの

>じゃあ俺はこの後どうなる

そうね、空間を彷徨う、無機物になるわ

>妹はいるか?

無機物ってのは、知能を持たないの、だから妹のことなんて忘れるわよ

>そんなの認めない

でもねー、命を無駄にした人はそうなるように指示されてるし

>俺は、妹を救うために、ここまでしたんだ、無駄にしてなんてない

わかったは、じゃあ、特別、コッドっていう世界に飛ばすは

>なんだそれは?

行ってからのお楽しみ


「主よ、」

「おお、黒姫」

「全く主は、考えなしに」

「ここはどう言った世界なんだ」

「電網世界じゃ」

「確かコッドと言ってたが」

「コッド、すなわち、光ファイバーのX線のこと、」

「X線?」

「つまりじゃの、時間と場所、どこへでも行ける世界じゃ」

「凄いな」

「妹はブラックボックスの疲弊していて、おそらく実態がない」

「じゃあ、どうすれば、」

「そうじゃの、ブラックボックスが開発される前に戻り、心臓で生きていた世界に戻すのじゃ」

「なるほど、そうすればAI会社、コーポネットは誕生しない」

「そうじゃ」


「OK黒姫」

「では時間移転するぞ」


バニッシュメント

エスカロジー

ファウンドリ適合

タイムシフト切り替え

イシュタル航路完成

ジャンプします

カウント3

ヘミングウェイ



「ここがかつての世界」

「主よ」

「なんだ、」

「なんか胸の奥が動いてるぞ」

「ほんとだ」

「もしやこれは心臓というものではないか」

「心臓?」

「本で読んだことがあるのじゃが、かつて人は、心臓を使って生きてたんじゃ」

「そうか、じゃあ、ブラックボックスがなくても生きれたんだな」

「そうじゃの」


「よし、黒姫、コーポネットの端末を壊してブラックボックスのない世界にするぞ」

「わかったのじゃ!」

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