金利と保険
A「2.5とか?」
Z「低すぎませんか」
A「メガバンクの定期預金の金利よりは高いすよ。ほんとは0.5としたかったんすけどね。昔やってたドラマの安楽椅子探偵シリーズの正答率ってどれくらいなんでしたっけ?」
Z「わからないです。調べてみましょうか」
A「補足しときますけど当てずっぽう組も初めてミステリ読みます層も含めての数字ですよ。坂口安吾のアレとか鮎川哲也のアレとか神津恭介のアレとか読んでるマニアだけならもっと数値上がりますよ」
Z「なぜ高木先生だけ探偵の名前なのかはおいておいて、そうですね、ライト層が解けないというか、ライト層は“え、そんなことが!”となって、そのあたりの技巧やアイデアをマニアがきちんと気付くのが理想なのか」
A「この前のS賞の原稿、犯人当てでしたよね。あれ、どれくらいの正答率だと?」
Z「考えてなかった」
A「そういうとこですって。25(パーセント)が理想なら、その数字に近づけることしないと」
Z「利き腕が容疑者を除外する条件になるならば、腕の描写を多くするとか目立たせるとかですかね。左右に関するどうでもよいエピソードを挟んでなにかあるなと感じさせるとかですかね」
A「それは書く人が決めることです。こっち(プロット担当)の仕事じゃありません」
Z「書けばよかったじゃないですか、入院して時間あったんですから」
A「はい、まさかこんな短期間に二度も入院するとは。保険入っておいてよかったです」
Z「あーあたしも入らないとな」
A「まじでなんかあったときに死にますよ、お金なくて。病気してなにが大変って入院ってまじでお金かかりますから。もうちょっと元気だから退院させてくれ。入院費が一日浮くからってなります」
Z「シビアだなぁ。入院中ってなにしてるんですか?」
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