第2話 ビフィズス菌の日/『善玉菌』

「腸活よ」とヨーグルトダイエットを始めた娘。

効果的に取り入れるのは賛成するが、単品ダイエットはダメだと止めた。

娘のためになるのなら、母親は悪玉で構わない。

善玉菌はそのまま飲み込むと胃酸に負けて腸まで届きにくい。

口を酸っぱくして言い聞かせたことが心に届き、いつか娘の糧になればいい。




◆12月2日は「ビフィズス菌の日」/2023年12月2日作

#140字小説 『善玉菌』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る