第3話:大好き
___マジで怠いわ。
Suicaの残金10円とか俺これからどうすればいいんだろう。
『デポジットがある』だって?ああ、それこの間使っちゃってさー。
財布?学校に忘れたんだよね。
え、今飲んでるジュース?これ、学校で買ったの。
本当にどうしよう……スマホの充電ももう切れたしw
あ、君スマホ持ってる?ごめん、ちょっと貸してくんないー?一瞬だけだから!親に連絡しないと流石に心配するだろうし。
え?『その必要は無い』?どういうこと?『私が貴方の御両親に連絡入れておきました』……って、どういうこと?だ、誰だよお前!
おい!やめろって!そんなことしたら危ないだろ!死ぬって!俺本当にお前のことわからないんだって!本当に!制服からして俺の学校の人じゃないだろ!?俺塾とかも行ってないしお前と何処で接点あるっていうんだよ!?本当に何処かで会ったことあるのか!?ああ、ごめんって!じゃ、じゃあ場所!!その会ったことあるっていう場所教えてくれれば多分思い出せるから!俺本当に忘れっぽいんだって!ごめん!
……は、この駅?俺この駅で学校の友達以外と喋ったことな……あ、あの時の!?でも、あの時も言った通り初対面だしそもそも俺そういうのよくわからないし……え、『初対面じゃない』だって?確かにそれはそうだけど……待って待ってやめてストップ本当に死______
ッあ゛
end
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