#14
ところで。今回の
正直なところ、〔
加えて〔回復魔法〕の効果が俺に比して
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共通魔法の【治療魔法】、その中の〔治癒魔法〕と〔回復魔法〕は、似たような効果があるものの、内実は少々違う。
〔治癒魔法〕は、傷を治す効果がある。高位の術者であれば、四肢の欠損さえ
〔回復魔法〕は、失われた体力や活力を回復する効果がある。前世知識に照らせば、失われた
なお〔回復魔法〕で失われた魔力は、休息のみでは回復しない。この場合、食事と睡眠、両方必要になる。つまり〔回復魔法〕は、単純に「体力を前借り」する魔法、というべきであろう。
そして幼少時より意識的に魔力を使用していた俺のMPは、おそらく常人とは桁が違う。つまり、MPとHPの変換効率は悪くても、莫大なMP頼りに強引に回復することが出来たのである。
その為長期戦を
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このゴブリンの集落が、“村”という体裁を整えているのなら、ゴブリン
館、といっても
ゴブリンの家に窓ガラスなどはない。明り取りと換気の為の窓は、ただの穴だ。そしてそこから
慎重に狙いを定め、
この〔投擲〕の魔法は事実上、空気抵抗や重力、自転によるコリオリの力その他の影響を受けない。その為射程内であれば、苦無は
結果。藁葺の壁越しに、その領主と思わしきゴブリンの頭部を吹き飛ばすことに成功した。
◇◆◇ ◆◇◆
反応が早い。それ以上に、対応が
領主の死、という事実を前にして、即座に
おそらく、この反撃を行ったゴブリン
火弾は無視して、村に帰ることにした。
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火属性の魔法。これは大別して二つある。すなわち「火」と「熱」だ。
が、「火」にかかる魔法は基本的に、恐れる理由はない。
自然科学的には、火は可燃物と酸素を必要とする。しかし火属性の魔法による「火」は、可燃物も酸素も必要としていない。魔力によって無理やりその「現象」のみを
なら、その魔力による干渉はかき消してやれば、その「火」は存在し得ない。そして、自分の体とその周辺の魔力に対する干渉力が最も強いのは、当然自分自身の
「火属性の魔法による」火と、「自然現象による」火の区別がつかなければ、火属性の魔法による火で火傷することもあるだろうが、違いを知っていれば
だからそれを知っていれば、何の加工もされていない火属性の魔法など、恐れる必要はどこにもないのである。
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当初の予定では、ゴブリン領主だけではなく、ゴブリン
が、別任務にあたっているゴブリン兵団が100~200あると予想出来る現状で、カラン村襲撃部隊を指揮する将軍を暗殺する意味は、あまりない(別任務の部隊にも、それを指揮する将軍がいる
ならここで引き、村のゴブリンを
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