　小さな星が落っこちる夢を見た。

　目を開けるとソラのおでこが目の前にあった。寝ているときに、頭と頭がぶつかったようだった。（僕のおでこは赤くなっていた）

　ソラはまだ眠っている。

　ソラはメンテナンス日以外の日も、よく眠る女の子だった。

　ソラはとても楽しそうな顔をしている。

　きっと楽しい夢を見ているのだろう。

　僕はロボットのソラが見る夢のことがとても気になった。（内容はなんとなく想像できるのであまり気にならなかった）

　夢。

　夢か。

　ロボットの見る夢。

　人間の見る夢。

　そこにはなにか違いがあるのだろうか？

　少しの間、僕はソラの寝顔をまじかで見ながら考えた。

　そして出した答えはたぶんなにも変わらないだった。

　その答えに満足した僕はいつのまにか、また深い眠りの中に落ちていった。

（目を覚ますと今度は逆にいつのまにか起きていたソラが僕の寝顔を楽しそうな顔でじっと見ていた）

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい