切ないお話。……思わず、目が潤んじゃいますね。
素直になれないお姉ちゃんの真空と、そんな姉が大好きな妹の真海。
ずっと見ていたい、独り占めしたいファンアート。
小さい頃からずっと、真海はお姉ちゃんのファンだったんですね。

こんばんは、素敵な短編、拝見をいたしました。

姉妹の最後の時間を描いた作品で、二人の仲の良さが伝わってきますね。昔描いた拙い一枚の絵を基準に「ファンアート」という形で最期の作品に選んだ彼女の気持ちが読者に伝わる気がします。

一万字の使い方がここまで上手い方は滅多にお目にかかれません！

妙にトリックや情景描写に凝るわけでもなく、ストーリーの芯が細部まで行き届いていて吸い込まれるようでした。

今いる誰かを大切にしたいと感じる物語でした。お見事です。

小説面白かったです。タイトルの意味が分かった時はじーんときました

切なくて、それでいて感動する素敵なお話でした。

短編ながら、深い読後感を得られる作品ですね。

途中で結末の予測が出来てしまいましたが、それでも最後の作品を独り占めするくだりは感動しました。

最後の真空の独り占めさせてという気持ち、凄くわかります…読みながら涙が滲みました。タイトルもとても良く、素敵なお話でした。