第4話 自信がつく
そしてある程度の年齢に差し掛かった所で、私はある事に気づいた。
同年代の門下生と勝負をしても、私が負ける事はかなり少なくなり、たまに手合わせする師範代とも良い勝負をするようになり、私は手応えを感じていた。
つい先日、師範代と十番勝負をする事になり、結果は十戦して四勝六敗。負け越したとは言え、なかなかいい勝負ができるようになっていた。
その師範代も、「最近メキメキと強くなって行ってるなぁ」と、感嘆の声を漏らしていた。
私はさらに自信をつけ、さらに木剣を振るようになった。反復する型はキレを増し、他の門下生たちからは「キレイだよなー」と賞賛された。私はとても充実していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます