酒とバカの飲酒話し
羽弦トリス
第1話金麦の夜
今夜は宅呑み。
平日はハイオクの缶ビールを飲まない。レギュラーの発泡酒。
ツマミは白菜の浅漬けで。
金麦が大好き。350を4本飲んだ。
最近は酒を飲むと身体が痒くなる。何故だ?
たまたま、かも知れないが。乾燥肌なので。
白菜をシャクシャク噛みながら、金麦で流す。
今日は木曜日。贅沢出来る給料は貰っていない。
しかも、年末年始、お年玉と札に羽が付いて居るように、財布から飛んで行く。
だから、平日は発泡酒なのだ。
発泡酒でも、4本飲むとほろ酔いになる。
名言集にブリュヴェールの言葉を載せた。それは、3日の予約投稿にした。
大した言葉ではない。
だが、おもしろいので載せてみた。
酒を飲みながら、吉田類さんの動画を見た。なるほど、安くて美味しい酒を飲み、また、飲み方が有段者だ。
僕も有段者で黒帯だが、吉田類さんの黒帯には赤い線が1本入っている。
明日は金曜日。
居酒屋に行く。
この季節だから、おでんだな。
缶ハイボールは美味しく無いなから、瓶ビール2本で良いのではないか?
また、母が3000円ちょうだいと言っている。
ため息しか出ない。その言葉を聞いてから、酒が不味くなった。
僕は元気な内は面倒みるが、介護が必要になったら、施設に入所させるつもりだ。
元気な若い頃から、高校時代のバイト代を僕から弟からせびっていた。
農家と祖父の在宅介護でお金が必要とは理解できるが、もうすでに母に300万円貸している。
回収不可能。
それでも、今夜も金をせびる。
いい酒だったのに!
明日は、顔を合わす事は無い。
また、何で貸したお金が帰って来ないのに、また貸さなきゃならんのだ!
子供は親を選べない。
くじ運が悪かった。
一生懸命働いても、親に金を吸い取られるのだ。
僕の家庭にお金を渡さないといけないのに、母は何を考えているのか?
12月は、きっちり返してもらう。
母の一言で、不味い酒になってしまった。だから、外で飲むのが楽しみなのだ。
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