第45話 笹山、優斗たちを探す「俺を裏切ったあいつらを、全員【雌犬】に堕としてやる……っ!」 追放者視点

「あん、あん、あん……♡」

「おお……気持ちいいぞ……」


 犬のように、笹山に【ご奉仕】する桜庭。


 笹山は桜庭を殴りまくり、


 恐怖と苦痛で【わからせ】た。


 桜庭は完全に服従。


 今や、雌犬のように、裸で首輪をつけた姿――


「……イクぞ?」

「じゅるじゅるじゅる……!」

「………っ!!」


 絶頂に達した笹山だった。


「はあはあ……めちゃくちゃ気持ちよかったぞ」

「ご主人様……♡」


 笹山に新しく発現したスキル【調教】――


 対象を意のままに操ることができるスキルだ。


 (これでクラスの女子どもを、みんな俺の性奴隷に……)


「あっ! そうだった……俺がみんな、殺しちまったんだった」


 笹山はガッカリした。


「いや、まだ宮本と委員長と黒崎が残っているか……」


 汚い劣情を抱く笹山。

 

 股間の【アレ】も大きくなって。


 (俺を裏切ったあいつらを、全員【雌犬】に堕としてやる……っ!)


 獣欲と復讐心を、たぎらせていた。


 ★


「次のフロアボスは、レッドワイバーンか……」

「わんわん!」


 犬となった桜庭が吠える。


「わいばあああああああああああああああああああっ!!」


 赤い鱗と大きな羽根を持つ、ドラゴン系モンスター。


 優斗たちと戦った時は、亜美がワンパンで倒したが……


「はははっ! こんなクソドラゴン、今の俺なら瞬殺だ!」

「わんわんわんっ!!」


 笹山はレッドワイバーンを挑発する。


「わいばあああああああああああああっ!!」


 レッドワイバーンは、笹山に襲いかかるが、


「灰となれいっ! ヘルファイアああああああああああああああっ!」


 笹山は手から炎を放つ……!


「わいばあああああああああああっ!」


 レッドワイバーンは炎に包まれる。


 苦しみながら、空を飛び回る。


 だいぶ効いているようだ。


「ふふふ……俺のヘルファイアを受けてまだ生きているとは。なかなかやるな」

「わんわんわんわん!(さすがご主人様♡)

「桜庭、かわいいな。後でたっぷりご褒美(ご奉仕)をやろう」

「わんわん!(ご主人様のXXXをしゃぶりたいです♡)」


 レッドワイバーンは旋回しながら身体の炎を消して、


 再び、笹山めがけて突進してくる。


「ふ……っ! 今度は拳で殺してやる」


 笹山は拳を握りしめる。


「はあああっ! 破滅のラストブリットおおおおおおおおおおおっ!」

「わいばああっ!」


 魔力を込めた、渾身の一撃。

 

 笹山の魔力の大半を消費する。


 レッドワイバーンは吹き飛び、地面に叩きつけられた。


「わいばああっ!」

「まだ生きているのか……しぶといな」


 優斗たちはワンパンで倒したレッドワイバーンだが、


「ならばもう一度……破滅のラストブリットっ!」


 渾身の一撃をもう一度放つ、笹山であった。

 




 


 


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