神様は忙しい⁈
ぐうたら
第1章 お主の願い事はなんなのじゃ?!
第1話 現実
一人暮らしって大変だ……
誰もが一度は憧れる一人暮らし。俺、
「あ~……どうしよう、これ」
グレーのベッドから体を起こし辺りを見渡した。部屋は8畳とやや広く、トイレと風呂が分かれているとても住み心地の良い部屋……だったが。今は一昨日食べたカップ麺や空の段ボール、ペットボトルなどが散乱している足の踏み場が無くなりそうな状況でとても住み心地の良い空間とはかけ離れていた。
「これは、ゴミ屋敷一歩手前だな」
流石に掃除をしようとペットボトルやカップ麺を拾うが……続かない。
「俺一人しか住まないし別にいいか」
思考が楽な方へ楽な方へと流れていき片づけていた手を止める、同時に心の底で劣等感を感じるがいつものこと。
「もし、異世界転生なんてもんがあるなら身の回りの世話をしてくれるメイドさんの居る子供に生まれたいなぁ」
などと現実逃避をしながら、昼前の1限だけを受けるために着替え家を出た。
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