ぼくの高校生活
ぎがじん
第1話 300円①
おれは高校1年生になった。
ホームルームで担任の先生から、1年生はとにかく、どれかの部活に入るようにと言われた。
おれはとくに深く考えることもなく、たまたま数年前野球をやっていたということだけで野球部に入ることにした。今思えばこれが全てのはじまりだった。
家に帰り、夕飯の支度をしている母に「野球部に入ることにした」と言った。一瞬母の表情に驚きが混ざる。
「…やるなら、最後までつづけてよね、お金払うのは親なんだから」
当時のおれはその言葉の意味を深く考えたことはなかった。
つづく。
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