第313話 ハーレムの醍醐味満喫します!!!!!!!

 ワクワクワクワク。


 ガチャ。


 ぞろぞろ。


 まさにそんな擬音がしっくりきた。

 妻たちが〈ぞろぞろ〉とオレの部屋に入ってくる。


 だって、7人だぞ。

 7人もいる美少女が、その子たちが全員、オレの部屋に入ってきたのだ。


「あ、ステラ、ベッド動かすから手伝ってくれる?」


 しかり、オレは平静を装って、ステラに声をかける。


「はーい♪」


 オレは、運び込んでおいたベッドをステラと一緒に動かして、2台のベッドを合体させた。ベッドの脚側同士をくっつけて、細長いベッドが完成する。

 これで7人並べても使えるはずだ。楽しみすぎる。


「よし、準備万端だ、はじめよう」


「……なぁ」


「ダメだ」


「まだなにも言ってないんだが……」


 クリスが先ほどから落ち着かない様子でキョロキョロしている。誰かが反対してくれないか、期待しているのかもしれない。


「するったらするんだ!!はぁはぁ……」


「キミ、目が怖いよ……」


「とりあえず、みんなベッドに座りなさい」


「はぁーい♪」


 オレの指示を聞いて、まずはステラがやってくる。


 ちゅ♡


「おぉ……」


 ほっぺにキスしてくれてから、窓際の1番奥のベッドの縁に腰掛けた。


「ぽかへい……ここにいて…」

 ぶんぶん!

 ミリアの言葉に対して、大きく首を振るぽかへい。


「だいじょぶ…だから…」


 ミリアがぽかへいを机に置いてからステラの横に座った。机の上のぽかへいは、ミリアの方に手を伸ばしたあと、ガクっと両手をついてうなだれていた。


 オレの方は、ステラとミリアを見て、ほう、巨乳が並んだな、とか思っていた。


「ピーちゃん…双剣にはいってなよ…」

「ピー……」


 パタパタ。

 ピーちゃんは、コハルの肩からぽかへいの隣に着地し、興味深そうにオレたちのことを眺めている。


「コハル、観念して座りなさい、ピーちゃんも見たいって」


「ライのえっち…へんたい!」


「そうだが?」


 ミリアの隣にコハル、そして、リリィが腰掛けた。


 これで一つ目のベッドのが埋まる。


「じゃあ、次は誰かな?」


「……」

「……」

「……」


「クリス、リリィの隣に座れ」


「なんで……」


「特に理由はないけど、今日一日おまえに愛を注いだから、言うこと聞いてよ的な」


「なんかそう言われると抵抗したくなるな」


「早くしろよー」


 グイッ。


「おい!」


 グッ!


 腕を引いてクリスを引っ張り、2台目のベッドの縁に肩を押して座らせた。


「ロリ2人も早く来なさい」


「ロリって言わないでよ!」

「失礼なやつじゃ」


「そろそろ我慢の限界なんだろ?」


 オレはこの数日間、2人を寸止めしまくってきた、そのことを言っている。


「おぬし……ソフィアにまであのようなことを……」


「サイテー」


「なら2人にはしてあげない!ホンキなんだから!」


「……」

「……」


「ソフィア…わしは…すまぬ…」


「ちょ!?」


 ティナがソフィアの横から抜け出して、クリスの横に腰掛ける。


「ティナは素直になったなぁ。はぁ、これだからツンデレは」


 オレは、ソフィアの方を見て、やれやれと首を振った。


「なによその顔!ムカつくわね!」


「じゃ、ソフィアはそこで見ててね、今日は見学ということで。ステラしよっか」


「はぁーい♡」


「ちょっと!」


 オレはソフィアから離れて、ステラに近づいた。後ろからソフィアの恨めしいうめき声が聞こえてくるがスルーしておく。


「よーし、それじゃあまずはおっぱいを……」


「うふふ♪」


 オレは中腰になってステラとキスをしながら服をはだけさせた。ブラを観察しながら肩を押してベッドに押し倒す。


 これはいい。よし、まずはみんなを同じ姿にしてやろう。


「次はミリア」


「うゆ……」


 ミリアにも同じようことをしてブラを見えるようにブラウスのボタンを外し、押し倒す。


「コハル」


「へんたい…」


「ピーちゃんも見てるぞ」


「ピー……」


「ヘンタイ!!」


 反抗してるコハルの首筋を舐めながらブラが見えるようにしてやった。ベッドに寝かせる。


「リリィはいつも従順でいい子だね」


「ライ様……」


「最高だ」


 リリィも上だけはだけさせて、押し倒した。


「次はクリス」


「僕、逃げたい……」


「ダメだ」


「恥ずかしい……」


「最初はそんなもんだ」


「でも、んむっ……むー……」


 キスしてやるとムッと睨んできた。

 反抗的で可愛いので乱暴に脱がしてやり、押し倒しておく。


「ティナはもう我慢の限界かな?この数日、つらかっただろ?」


「ひどいのじゃ……」


「質問に答えなさい」


「したい…のじゃ…」


「いい子だね」


 頭を撫ででから上着をはだけさせて寝転ばせた。


「あれ?」


 隣を見るとちゃっかりソフィアが座っている。


「……」


 座っているのに、黙って向こうを向いてツーンとしている。


「んー?」


「なによ?」


「したいんだね?」


「そうよ!」


 キッと睨まれる。


「まぁ、今日のところはお仕置きは無しにしてやるよ」


「なによ偉そうに!んむっ!?」


 うるさい口を塞いで押し倒してからブラを確認した。


「よし……」


 完成だ。


 オレは一旦みんなから離れて、


 2つのベッドの中心に立って、みんなのことを確認する。


「素晴らしい……」


 つい、つぶやいてしまった。


 美少女が上着をはだけさせて、寝転んで並んでいる。

 7人も、7人もの美少女が……

 そして、この子たちはみんなオレの嫁だ。


 窓際から、水色レース、ピンクチェック、星柄、白レース、白に赤ステッチ、黒レース、青と白の縞々。


 なんて光景だ……

 頭が沸騰しそうだった。


 カチャカチャ。


 オレはすぐに全裸になる。


「誰からしようかな?」


「……」

「……」


 オレのひとりごとなのか、問いかけなのかわからないセリフに何人かが反応する。


 でも、オレの身体を見て、おねだりを恥ずかしがって、目を逸らした。


「ライさぁーん♡私にくだたぁーい♡」


 ステラの方を見ると自分の身体を抱きしめながらクネクネしていた。


 なんていやらしい女なんだ。


「よし、じゃあ1番えっちなステラから」


「そんなぁ〜、私、別にえっちじゃありません〜。ライさんが好きなだけです♡」


「よしよし、可愛いからたっぷり可愛がってあげるからな」


「嬉しいです♡」


 そしてステラを可愛がってやる。


 それからは順番に隣の嫁に移動していく。

 ミリア、コハル、リリィだ。


 そして、ついにクリス。


「……はやくしろよ」


「なんだ、その態度」


「好きにしろよ……へんたいめ……」


「じゃあお言葉に甘えて」


 バッとズボンを脱がせてやり、すぐにクリスに抱きつく。


「あっ!?」


 反抗的な態度とは裏腹に可愛い反応を見せてくれた。


「これからはこうやってみんなと一緒にすることもあるから、覚悟しておけ」


「……」


「返事しろ」


「ばーか……」


 イラッ!

 ムカつくので追加でいじめておいた。


 そして、我慢の限界だったロリ2人も楽しむ。


 素晴らしい、素晴らしいぞ。


 7人とのハーレム。

 なんて豪勢な食卓なんだ。


 食欲が止まる気がしない。


 そう思いながら2周目を始める。


 2周目になったら最初反抗的だった奴らもだいぶおとなしくなり、3周目からはみんなの好きな順番でさせてやることにした。


 案の定、クリスはベッドの端っこの方で恥ずかしそうにしていたので、ステラとコハルに取り押さえさせて弄んでやる。


 楽しい、とても楽しい夜だった。


 オレは衰えることを忘れて、7人の妻たちを味わい尽くした。



「あぁ……最高だった……」


 ちゅんちゅちゅん、ちゅん……

「ピー……」


 窓からスズメの鳴き声が聞こえてくる時間になって立ち上がると、嫁たちはみんなぐったりとベッドに沈んでいた。


 机の上を見ると、ピーちゃんとぽかへいが抱き合ってこっちを見ているのに気づく。


「おまえたちもしたいのかー?」


「ピッ!?ピーピー!」

 ぶんぶん!


 めっちゃ首を振られる。


「およ?素直じゃないなー」


 そう言ってから、全裸のまま、2人がいる机の前に歩いていき、椅子に腰掛けて、水を一口。


「うめー」

 運動のあとは冷たい水に限るな。


 そして、水を飲みながら妻たちの裸体を眺めた。


 素晴らしいモーニングティーである。特に景色が最高だ。


 この日、また新たなハーレムを築き上げた男が、イカれた思考回路で朝のコーヒーを全裸で楽しみだしたのは、はたからみればとても恐ろしい光景だった。

 そう、小さなマスコットたちが発言したとか、してないとか。


 こうして、ライ・ミカヅチの武勇伝に新たな一節が刻まれたのだった。


 【第8章 聖剣編 完】

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