第132話 ボクっ娘ポニーテールを手に入れた夜

-主人公視点-


「どんな……えっちなことするの?」


 ええ?説明してほしいんですか?

 ところで、そのセリフ最高ですね!


 オレの目の前には、もじもじと後ろで手を組んだコハルが立っていた。かわいいポニーテールがゆらゆらと揺れている。


 2人っきりだ、邪魔をする者は誰もいない。


「まず、コハルの身体をたくさん触る」


「そ、そっか…」


 オレの宣言にイヤだとは言わないコハル。

 その様子に我慢の限界がきて、オレが近づくと、ビクッと退いてしまう。


「怖くないよ」


「う、うん…」

 ピタッととまる。


 そのまま距離をつめて、抱きしめた。もうオレの間合いだ。


「その…ライは、ボクの英雄だから……なにしてもいいよ?」


 上目遣いで、すごくかわいいことを言われてしまう。


「……」


 もちろん、オレの理性は崩壊寸前だ。


「ライ?ん……んむ…は、ん…」


「口、開けて」


「うん…あ、あむ、あ…」


 背中を抱きしめていた手を少しずつ下にずらし、お尻の位置までもってきた。


「ら、ライ、恥ずかしいよ…」


「我慢して」


「う、うん…」


 満足するまでもみほぐす。コハルは真っ赤になって、ぷるぷると震えていた。


 かわいいので、たくさんキスしてやる。


「後ろ向いてくれる?」


「う、うん…」


 くるりと向こうを向いてくれた。

 オレはしゃがんで、またお餅をこねこねする。


「な、なんでお尻ばっかり…」


「……」


 それは、この短パンからはみ出ているお肉がずっと気になっていたからです。オレは夢中でこねこねする。

 ずっとオレのこと、ムラムラさせやがって、責任を取ってもらおう。


 立ち上がって短パンのファスナーを下ろしてからその隙間に手を入れた。


「そ、そこは!?だめ!!」


「なんで?」


「だ、だめだ…」


「ダメじゃない」


 上半身も一緒に楽しんだ、小ぶりではあるがしっかりと女性らしい。

 コハルの表情もどんどんと女性らしくなる。


「こっちきて」


 ベッドに連れていく。


「四つん這いになって」


「こ、こう?」


 コハルがお尻を向けながらこちらを見ている。


 その顔をじっと見ながら、短パンをずらした。


 白に小さな黄色の星が散りばめられた下着が現れる。おこちゃまパンツだ。


「そ、それじゃ、するけど、覚悟はいいか?」


「う、うん。ボクもライと1つになりたい…」


 どこで覚えてきたのか。そんなセリフを言うボクっ娘。


 その発言にオレはたまらなくなる。


「いくぞ!」


「や!やさしく!」


 ずっとムラムラさせられたお尻を眺めながら、コハルの声が変わっていく様子をオレは楽しんだ。



「も、もう、無理だよ…」


 何回もした後、ベッドに寝転びながら、今は小休止をしていた。


「いいや、まだする、たくさんする。ご飯何食べたい?」


「わ、わかんない…」


 隣のコハルはシーツを被り、顔だけ出してこちらを見ている。


「じゃあ、適当に買ってくるから待ってて」


「わかった…」


 オレは自分だけ服を着直し、2人分の夕食を買ってきて、部屋の中でコハルとご飯を食べる。食事をして、体力は回復したので、そろそろいいだろう。


 オレは上着を脱ぎながら、コハルに近づいた。肩を掴む。


「な、なに!?今食べ終わったばっかだろ!」


「だからなんだ?」


 そのままコハルを無理やり押し倒して蹂躙した。



「ライはえっちなやつだ…」


「そうだよ」


 コハルがベッドの中で恨めしそうにオレを見ている。


「ボク、はじめてだったんだぞ」


「知ってるよ。でも、コハルがずっとオレのことをムラムラさせてたから仕方ない。うん、これは仕方のないことだ」


「な、なんだよ、それ。ボクのせいじゃないぞ」


「いーや、コハルが可愛すぎるのが悪い」


「また、そんなこと言って……ばーか…ライのえっち…」


 は?なにそのセリフ…最高ですね!!


「……またムラムラしてきた」


「え?」


 シーツを引っぺがす。


「きゃっ!」

 かわいらしい悲鳴を上げるポニーテール。


 シーツの下には何も纏っていない健康的な肉体が隠されていた。コハルは恥ずかしそうに両手で身体を隠す。

 それをオレも両手で掴んで開かせる。なにも纏わぬコハルをじっくりと眺めた。


 コハルは恥ずかしそうにしながらも、


「えへへ、ボク、もう眠いなー?」

 と、冗談めいて笑う。


 どうにかして、この空気を変えようとしているのだろう。


「オレは眠くない」


「あ!…ちょっと!まってよ!!」


 オレがコハルの要望を聞き入れることはなかった。


 一日は長い。まだまだオレは満足していなかった。

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