第4話
「お年玉―っ、お年玉―っ」
そのときミスターポストマンが
お年玉を無表情でなげこみよった。
「なになに、才能のパンフレット」
幸兵衛がパンフレットを眺めながら
つぶやいた。
「にゃーに、それ」
アダシがケツをボリボリ掻きながら
質問した。
「どうやらパンフレットの中から
自分の好きな才能を選ぶと、大増幅して
当人にプレゼントするってことらしい」
「ルピア―ノ三世の仕業か」
アダシがケツを匂いながら、つぶやいた。
「どうせ、そんなもの偽物じゃあ。相手にするでない」
「オレは、画家になりたからピカソ
の才能が欲しいっと」
幸兵衛がそういって、パンフレット
を指さすと、幸兵衛が油絵を描き、その絵が
オークションで1000億円で売れた。
「どうしよう、大金持ちになっちゃった」
幸兵衛はそういったがすぐにバクチで全部
すってしまい、すっかんぴんになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます