第3話 公私共々魔法使いです。
一瞬で目の前の場面が切り替わり転移移動した。ここは僕のマンションで彼女を其のまま帰す訳もいかないし仕方が無いが連れて来ました。決して疚しいがあった訳がありますよ!めっちゃ!可愛いんですよ!何も出来ないけどケアくらいはしますよ。
「ここは僕の家⚪︎⚪︎町にあるマンションで一人暮らしをしています。あっ!僕とは初対面だよね、僕は木村洋一3日前に30歳に成ってしまいました。そして魔法使いに成ってしまいました。
……へへへっ」
洋一の声がだんだん小さくなっていくちょっと顔が赤いそしてモジモジ仕出した。なんだこいつ?ヒマリはマジマジと洋一の顔を見た洋一は照れ臭そうに上目遣いでこっちを見ていた。
ヒマリは、はっと気が付いた。30歳で魔法使い、都市伝説...D Tやんけっ!
気付く処が其処、流石伝説の種族の一員J Kだ。ヒマリはニヤ付きながら洋一をじっと見つめて鬼畜の一言を放つ
「あなた童貞だから魔法使いに成ったの?」
まさに先程迄泣きじゃくり救ってくれた大恩人に対し悪魔の如く酷い物言いだった。正にJKという生き物は種族が違う。
「どっどっ童貞違うわっ!」
洋一は狼狽しキョドらせた。彼は内心嬉しかった。うわー!テンプレ来たー!童貞正解だけどテンプレ来たー!そう彼はヒッキーでオタクだ実体験など殆どないネット民なのである。だからJ Kはお金を払えば色々な活動をしてくれる人達と思っている。
そんな嬉しそうな彼をジト眼で捉え深く溜め息つくヒマリ。
「あっそう言えば君を襲ったあの連中の事は心配しないで良いよ、僕等の事の記憶も消したし、警察が来たら包み隠さず全て話す様言ってあるからね。チン⚪︎ン小さくしたから、そうゆう事は出来ないし考えられないと思うよ強引にヤレばそれ相応のペナルティがあるからね。
ぐふふっ...」
「それにね、きっーいお仕置きもあるしね。ねぇ、聞きたい?聞きたいでしょう?マジ聞きたい?」
ウザ絡みしてくる洋一にジト目で返すヒマリ。
「あいつら、寝ると悪夢を見るんだ。毎日ね……そして寝る度、喰われるんだ……モンスターとか、獣とか、虫などに生きたままね」
嬉しそうに話す洋一。
「どれが来るかはランダム設定だから運次第だね。夢だけど痛み、苦痛は超リアルだよ夢の中で絶命すると脳のクールタイムが始まり多少の修正はする様にしている」
「寝せないとアイツ等死んじゃうし、で期間は、とりま、一ヶ月かな」
「……苦痛か……」
さっきまで事がフラッシュバックする。ゲス顔の男達、歪みきった笑い声、不愉快な男達の体臭、吐きがする口の臭い、頭の悪い短絡的な言動、奴等は人間じゃないただの害獣だ。彼、洋一がいなかったら私は屈辱され弄ばれ奴等の言う肉便器に成り下がっていただろう。私の人生は完全に詰んでいたのだ。
ヒマリの体が震え出し涙が溢れてきた。今までの恐怖、絶望感それを乗り越え次の未来の希望の光、安心感、彼女は感情がごちゃ混ぜに成ってしまった。
洋一はアタフタ仕出した目の前で急に泣き出しもんだから焦ったのだ。まぁトラウマ体験だし仕方がないか。
「あっ!そうだ。お風呂用意するね。汚いモノに触れられたから気持ち悪いよね。その間僕買物に行ってくるから部屋の物好きに使って良いからね。乾燥機付きの洗濯機もあるからね。」
洋一は女子高生に風呂に入ってろって完全に事案だろうと自答自問した。これは不味いなでも必要な事、最悪僕は逃げたって良いし逃げ切る自信もある。
彼女に玄関ドアのロックを頼みスマホだけを持ち出し外に出た。
ヒマリはスッと立ち上がり部屋の中を物色し始めた。直ぐに洋一の財布を見つけた彼の財布には現金が30万位入っていた。中から一枚抜き出しテーブルの上に置くスマホを取り出しカシャカシャと撮影した。洋一の運転免許証だ更に郵便物の住所、このマンションの登記簿、冷蔵庫の中身チェックで食事環境を探る、寝室ベッド周りは念入りに調べた。クローゼットの中の小箱からJ K物、人妻NTR物がで出来た。彼女はマジかと溜め息吐き捜索を終えた。
切り替えが早いのはJKの特質か?
捜索の結果彼女の出した結論は、言っている事はほぼ事実、女気もないわ魔法使いだから当然よね、資産はかなり有りそう、性癖がヤバイはね私モロタイプ?変な目で見て来ないのは拗らせて魔法使いに成ったから?うーん?分からん?……そうだお風呂に入ろう。
切り替えが早いのはJKの特徴か??
ヒマリは破かれたシャツをゴミ箱に入れ残りの服を全部洗濯機に突っ込んだスイッチを入れて浴室に入る。結構広いそして新しい。
シャワーを浴びてボディーシャンプーで隅々まで洗う。あの糞共に汚い手で触られた。糞には顔を舐められた。気持ち悪い!身体中ゴシゴシ洗う何回も何回も洗う、悔しかった、怖かった、殺してやりたかった。
たっぷり湯の入った湯船浸かる。気持ち良いー!癒されるー!ヒマリは思っいきり背伸びをする。
「洋一さんだったけ、ちゃんとお礼言えていないわね。彼がいなかったら私、性奴隷にされて人生終わってた……洋一さん優しくてちょっとカッコイイかも!きゃっ!言っちゃった。ブクブク……」
ヒマリが妄想に悶絶していた事何て知らない洋一が帰宅してチャイムを鳴らすと、奥からドタドタ走って来てカチャとロックが外れ又ドタドタ走って行った。元気そうで何よりとオヤジ臭い事を思う洋一であった。
洋一がリビングに入ると彼女は白のバスローブ姿で床に正座をしていた。髪は軽く後ろ髪を束ねている。お風呂に入ってくれたんだな。あぁ不味いな事案だな、J Kだし、美人だし、バスローブ姿はエロいし、僕大丈夫かな?下っ腹にに何かがこみ上げて来る。彼女の動画撮らさせて欲しいとゲスな事を考えていた事をお首にも出さずどうかしましたか。と誤魔化す変態紳士洋一であった。
「木村洋一さん今更ですが助けて下さり本当に有り難うございました。私名乗りもしてませんでした。ごめんなさい。私は水島ヒマリ17歳です。⚪︎⚪︎町にある高校の2年です。この御恩は絶対忘れません。洋一さんの為何でも致しますのでお申し付けて下さい。」
「水島さ「ヒマリと呼んで下さい。」えっ……。分かりました。僕も洋一で、結構ですので。でも何でも致しますって事、絶対言ってはいけない言葉!肝に銘じて下さい!」
「これから僕の全てをお話しさせて頂きます。その前にヒマリさんの「ヒマリで!」えっ分かりました。」
「ヒッヒマリの服を買って来たんだ。流石に女性の服の購買は魔法使いの僕にはハードルが高すぎて無理でした。メンズだけど、それっぽい物を色々買って来たんだ。着替えて下さい!」
バスローブ姿のヒマリを見てキョドる洋一バスローブの下はどうなのか?妄想があっちこっち膨らんでいた。ヤバイ。マズイ。
「気になりますか?」
ヒマリはにっこりと胸元を自らの手で広げて洋一に迫る。
「どうぞ確認して下さい。洋一さんでしたら良いですよー」
洋一は目を瞑り顔を背け両手をバタバタ拒絶するその顔は真っ赤だ。ヒマリは楽しそうだ。洋一は空間に手を突っ込んで紙袋を取り出してヒマリに渡した。
「これです。着て下さい!」
ヒマリは一瞬眼を見開いたが平静装って紙袋を受け取った。受け取った服の中に女児物テレビアニメ のキャラがプラントされたTシャツが目に入った。これを買えるならレディースも楽勝でしょう?冷めた眼でヒマリは見つめた。
脱衣所から出て来たヒマリは迷彩柄のタンクトップに上下の赤いジャージだった。彼女の表情は抜けていた……。
「わー、何を着ても似合います
よねー」
やはり洋一は公私共魔法使いなんだなぁとヒマリはつくづく思った。
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