第7話 婚活疲れって何?

 婚活にはモテ期があります。

 それは、入会して最初の3カ月。

 そこをピークに、お見合いの申し込みはしだいに減っていきます。


 私の感覚としては、入会して最初の3カ月は皆さん積極的に活動します。

 申し込みも多く、申し込みたい人も多いからです。


 皆さんが活動的に動くのは、ながい方でおよそ半年。

 それ以降は少しずつ「婚活疲れ」を起こす方が増えていきます。


 婚活疲れとはなんなのか……。

 文字通りです。婚活をすることに疲れ始めます。


 症状はさまざまですが、下記のようなものが代表的だと思います。


 ・どうして自分は結婚したいと思っていたのかわからなくなる。

 ・自分を受け入れてくれる人が、本当にこの世にいるのか疑心暗鬼になる。

 ・そもそも自分は結婚に向いていないのではないかと感じ始める。

 ・もはや人と会うのが面倒くさくなる。


 なぜこのようなことが起こるのかというと、理由はたくさんあります。

 半年以降では下記のようなことが起こるからです。


 1、申し込みが減り、会いたい人と思える人がいなくなる。

 2、会いたい人にはすでに会ったかお断りされていて、もう自分が申し込みたいと思える人がいなくなる。

 3、結婚したいと思う人からは交際を断わられ、結婚したいと思っていない人と定期的にデートしている状況が苦痛になる。

 4、そもそもお見合いや仮交際が成立しない。

 5、たくさんの人に会いすぎて、人と会うこと自体が苦痛になってくる。


 そう、入会して半年が経つと、こんなことが起こり始めます。

 そのため、婚活はスピーディーにした方がいい、というのが私の個人的な考えです。


 一番理想的な展開は、最初の3カ月でたくさんの人と会い、数人と同時に仮交際し、4・5カ月目にはひとりに絞って真剣交際、6カ月目には成婚退会だと思います。


 このスピードなら、病むことなく、楽しく婚活を終えることができます。


 すべては縁なので、上手くいかないところはありますが、最初の半年の頑張りが今後を左右するのは間違いありません。


 もちろん3年、5年という時間をかけて成婚退会する方もいるので、半年過ぎたら結婚が難しいということではありません。

 ただ、その3年、5年というあいだに、何度も皆さんの涙を見たり、悩みを聞いたりしてきました。


 だからこそ、結婚相談所のスタッフは「カウンセラー」と呼ばれるのです。

 結婚カウンセラーの業務はさまざまですが、一番の仕事は皆さんの精神面を支えること。

 これが一番大切で、最も重要です。


 婚活は楽しいばかりではありません。

 短期間で何十人という人に出会い、フッたりフラれたりを繰り返し、傷つきながらたったひとりの結婚相手を探します。


 そう、結構ハードなのです……。

 では、婚活疲れの話はこのへんにして、次は結婚カウンセラーが裏でどんなことをしているのかお教えしたいと思います!


 それでは♪

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