黄色い満月

第1話

黄色い満月

いつも雲が邪魔するんですよ

最近はそんな、くもでさえ愛しく思えてしまうから厄介だ

なぜ邪魔をしていると思うかい？

問いかけられているような生活の中で

あるもの全てに感謝しなくては生きられないんだ

僕は罪を犯してしまったからね

いつだって、さぼりたくて、遊びたくて、楽をしたい、本気で思っているのに

それなのにね

このままタバコの煙と一緒に昇ってしまおうか

くさいな

近頃、デジャブを強く感じる事が多くなった

繰り返しているのであろう　自分の人生を

なにもイライラしている時や

ものすごくハッピーな訳ではない

それは、ふとした時におとずれるのだ

くりかえしているのであろう　自分の人生を

今日は眠ってしまいたい

半年程前に習得した空を飛ぶ夢を見たい

そこは上も下もない

周りにあるのは無数の星だけさ

いつだって連れて行きたいよ

君が本当に望んでくれるなら

水浸しで目が覚める

青い顔したまま

何時買ったかも忘れてしまった

服から服に着替える

そして少し嗅ぐんだ

落ち着かせるために

おやすみなさい