(三)-3

 作戦前のブリーフィングでは、事前の情報でテロリストが四人乗船していることはわかっていた。メグたちの目的はそのテロリストの排除だった。一人はすでに撃った。そして今ここに二人目がいる。さっきの手練れはテロリストではなく、彼らに雇われた護衛と思われた。

 残り二人のテロリストのうち、一人はメグたちが遭遇したのと同じように、船の端の通路に陣取って行く手を遮っていたと考えられる。それならヴェロニカ隊長たちが倒しているはずだ。もう一人はどこへ行ったのか。もしかして隠れてこちらを狙っているのか。


(続く)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る