(二)-7
そして二人は円筒の端についているピンを抜いて捨てた。
「メグ、準備はいいか、突撃するぞ」
メグは頷いた。
二人は同時にブリッジの方へ円筒の手榴弾を投げた。
手榴弾はすぐに白い煙を吹き出し始めた。そしてブリッジと三人の間に白い煙のカーテンが出現した。
その間銃撃が止んだ。エレーナは銃を構えて身を低くしながらコンテナの陰から飛び出した。
ヨギョンはコンテナの陰からブリッジの方へ銃口を向けた。
「メグ! 行け!」
ヨギョンは大声を上げた。
メグは「はい!」と応えるとヨギョンの後をついていく。
(続く)
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