第2話
【U先生と私】
U先生は私の部活の顧問で担任。
特別な生徒と先生って思ってた。
私にだけ連絡先を教えていたし、私にだけ大きな口を開けて笑う。そんな思わせぶりに少し期待してたんだと思う。U先生と話してた時、先生がポロッと「いや、俺奥さんいるのに浮気だろ」って流れで言った。突っ込めなかった。
ちゃんと報告して貰えると思ってた。でも、実際は他の先生からの報告。
U先生にとって私は特別な生徒じゃなかったんだ。って初めて思い知った。
仕返しじゃないけど、私は先生に「おめでとう」って言ってない。だって言ったらもう遠くに行っちゃう気がしてたから…でも後悔してる。卒業までに言っとくべきだった…
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