名前のない話
東雲
1と0があうとき
「久しぶり」
……?
「不思議そうな顔をしてるね。不自然に思うことでもある?」
……だれ?
「ボク?ボクはボクさ」
……どうして、ここにいるの?
「どうしてって、キミがボクをよんだからだよ」
…よんだ?
「忘れたんだね。でもいいよ、思い出させてあげるから」
…思い、出す?
「そう。キミはどうやら覚えが無いみたいだ。だから、」
……どこかへ、いくの?
「…どこにも行かないよ。キミが知らない、誰も知らないような話をするだけ」
…君は…、
「ん?」
…君は、僕の…———?
「……」
……。
「それは、今はいえない。けれど、怖がらなくていいよ」
……?
「ボクは、キミだけの味方だから」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます