ゴミクズの捨てる場所

第1話 社会人クズ野郎

仕事終わり帰り道を通る時ふと考える、

（カノジョはどうやって出来るのか、今までモテることも好かれることも無かった自分には到底わからない。周りの友達も出来た事が無いので恋愛には縁が無いとも思う。別に女性が嫌いな訳では無い、むしろ好きだ！誰に対しても優しい包容力、周りに振りまく可愛い笑顔、そして何と言っても柔らかそうな体それだけで嫌いになる理由が見つからない。こんなに女性が好きなのに何故好かれることも無いのか、日本の人口比で男性の方が多いい事は理解している。しかしそれはあくまで全人口に対した比率だ！少なくとも一人は自分に目を向けられてもおかしくないはずだ！）

そんな論点のズレた思考に頭を働かせながら駅に向かい歩いていくと同年代位のカップルが奥から歩いてくる。

（女性の方は小柄でカワイイな〜相手はさぞイケメンなんだろうな）見た瞬間に思った。目が合うといちゃもんをつけられる。恐る恐る目を男性に向ける

（ウソだろ？どうなったらこんなやつに恋人が出来るんだ？どうやって出来たんだ？？金か？？金か？？そうだ金に決まってるじゃなきゃアイツに恋人が出来るわけがない！絶対そうだこの親の七光り野郎め）

ピッ！改札を通って駅のホームで電車を待つ…

（今日も独りさびしく家でのんびりしよ）