離婚届を入手する
申し遅れましたが、私は常木らくだです。大阪在住ですが、面白いギャグは言えません。面白くないギャグなら無限に言えますが、それは正直ただの迷惑行為なので、ここで披露するのは控えておきましょう。これから書くのは、私が2018年12月に離婚した時の話です。
当時の私は38歳の専業主婦でした。いやまあ、積極的に年齢をカミングアウトするのもどうかと思いますが、離婚の話をするにあたって年齢は割と重要な要素なので。氷河期どん底世代、かつ人生もどん底で、谷しか存在しない安定した人生です。山をください。
さっそくですが、離婚届が送られてきた経緯をごく簡単に説明します。
・夫が仕事を辞めていた(←後で知った)
・にも関わらず友人に大金を貸し、また巨額を投資に使い込んで、生活費がすっからかんの状態に(←後で知った)
・東京の知人に会うと言って家を出たきり音信不通に
・事故に巻き込まれたのではと思い、夫の両親に相談して捜索するものの、行方不明のまま1か月が経過
・夫からレターパックライトが届く
・内容「お金もないし精神的にも疲れたのであなたとは離婚します。同封の離婚届に署名して市役所へ提出してください。なお、ローンで買ったマンションは売却するので、離婚届を提出したら速やかに退去するようお願い致します」
これ実話なんだぜ? やばくね?
ツッコミどころは無数にありますが、私が是非とも知りたいのは、何故レターパックライトを使ったのか。ライトって青い方、つまり安い方ですよ? 我々ワナビが小説投稿でよく使うやつ。離婚届なんていう大切な書類はせめて赤い方、レターパックプラスで送るべきではないでしょうか。と知人にボヤいたら「そこじゃない」って言われました。デスヨネー。
他にも言いたいことは色々ありますが、このエッセイは捨てられ妻の復讐譚ではないので、恨み辛みは割愛して事務的に話を進めたいと思います。結論を先に述べると、私は離婚に同意でした。こんな仕打ちを受けたら相手を嫌いになるのが当然です。ぶっちゃけドン引き。しかし離婚そのものには賛成でも、怒り心頭の状態で市役所へ駆け込むのではなく、手続は慎重に進めるべきだと考えました。
以上が、私が離婚届を入手した経緯ですが、入手ではなく一方的に送りつけられたというのが正しいですね。これから離婚する方がもしいれば、こんな超特殊ルートではなく、普通に市役所の戸籍課で入手なさってください。
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