俺の気まぐれマシェリ。

第1話：猫に似たコンパニオン。

昔、UFOを見たなんて話が本当か嘘かって論争になった懐かしい時代があった。

でも、今はUFOなんて珍しくもなんともない。

今や世界は異星人「エイリアン」が街を普通に闊歩（かっぽ）している。

普通に人類と生活をともにしていて異星人と人間が結婚したりしている。

だから異類婚姻譚（いるいこんいんたん）なんて当たり前。

まあ種族間でのトラブルはいつもあるけど、それでも平和にやっている。

で、俺の彼女もエイリアン。

俺の名前は「間 健二（はざま けんじ）」

友達や彼女からは「マッケンジー」って呼ばれてる。

俺は宇宙ステーションの中にある企業に勤めていて・・・年齢は25歳。

今は会社のセキュリティーばっちりのマンションで彼女と同棲している。

で、僕の彼女の名前は「クリスマス・イヴ」って言う。

各イベントなんかのコンパニオンをしている。

歳は、地球年齢でいうと20歳。

身長も人間のスタイルのいい女性と変わらず170センチ。

おっぱいもそれなりにデカいし尻もでかいし、なんてたってフワフワ

の尻尾が超可愛いい。

彼女と出会ったのは興味があったイベントを見に行った総合科学博物館

でだった。

宇宙に関する催し物をしていたのでひとりで見に行った。

そこでコンパニオンをしていたのが彼女。

彼女は「サイレント」って星から地球に仕事をもとめてやってきた

女性の出稼ぎエイリアンだった。

一目見て僕は彼女に惹かれて、で迷わず声をかけた。

なんで人間でもないエイリアンに声をかけたのか？

実は俺は人間の女性に飽き飽きしてたからだ。

それでこれまでもけっこう痛い目を見てるし・・・。

最近の人間の女性は権利を主張しすぎて異性としては非常にやりにくい。

平等ってのならそれもいいけど、その範囲を逸脱している。

だから人間じゃない女の子と、エイリアンの子と付き合ってみたくなった。

クリスマスの種族は猫によく似ている。

顔そのものには毛がないけど人間と同じように髪の毛が生えてる。

猫耳もちゃんとある。

基本的に体毛はない。

あるのは膝下・・・ちょうどルーズソックス履いてるみたいで可愛い。

人間の女性のようにしなやかな体を持っていて、しかも人間よりナイスバディ。

あえて猫の種類でいうなら茶トラとかマルドラとかって言うんだろう。

猫みたいに4本足で歩いたりしないしちゃんと人間のように二足歩行する。

そして、もちろん日本語だってしゃべる。

そう見た目、猫に似てるってだけで猫じゃない・・・。

うっかり「猫」なんて言おうものならノ〜って全面的に否定される。

ご先祖さんが猫だった、なんてこともなくただ似てるってだけで基本的に

違う種族。

今の仕事はコンパニオンだから最小限の衣装だけは身につけている。

タンクトップにミニスカート。

総合科学博物館でコンパニオンをしていたエイリアン「クリスマス・イヴ」

その子が僕の彼女。

つづく。