心霊現象2 憑りつかれる時に起きる体への現象
サブタイトル通りなのですが、勘違いでなければ私は憑りつかれる時に、ある現象が起こります。
気付かない時もあって100%ではないと思います。けれどその現象の後になってから、声が聞こえたり姿が見えたりが始まるので、そうなのかなぁと思うようになりました。
それでそのある現象とは何かというと……上半身が少しだけ揺れます!
うへぇ、地味ですねぇ。すみません。
でもちゃんとガッツリわかるエピソードも今から書くので、年齢のせいやろ。ぼけカス。は許してください。
でも実際に上半身が少しだけ揺れると、結構不自然に思えるものです。
「え? 何か私揺れた?」って謎に感じます。
いや弱い。弱いですよ、わかってます。
なので早速ガッツリわかるエピソードに移らせて頂きますね。
ある日、私は家に居ました。
確か息子は部活がない日で、あと1時間くらいで学校から帰ってくる遅いお昼くらいの時間帯でした。
秋だったので、まだまだ元気いっぱいの太陽の日差しが射し込み、お部屋は明るく、ベランダに出れる大きな窓からは心地良い風が流れてきていました。
とうに用事は済ませ、小説を書いたり皆様の作品を拝読したりして過ごしていましたが、ちょっと休憩を挟みたくなった私は動画を観ることにしました。心霊の。
心霊といっても怖い感じではなく、芸人さんが話しているものなので、トーク力に惹かれながら楽しみました。
その時に観たのはトークライブの模様を一部公開している動画で、大きな肉塊が登場する恐怖体験を話されていたのですが、出演されている3人の芸人さんの内1人の方が大きな体をしているので、肉塊が話に登場する度にその方をイジるので笑いが起きていました。
(体のことを笑いに変えるなんて気分が悪いと思った方が居るかもしれませんが、3人とも可愛い顔をして笑っていて全然嫌な雰囲気はありませんでした)
怖い話なのに、みんなニコニコ。楽しい雰囲気が伝わってくる動画に私は癒されましたが、座りっぱなしだったのでダラリと横になりました。(運動せいっ)
視線の先にあるカーテンが風に優しく煽られて揺れます。
もう少しで息子にも会えます。
動画も楽しかった。
なので私は気分が良かったです。
振り返ってみると、こういう気を抜いた時に私は心霊体験をするのですが、この時はそんなことなんて考えずゆったりとした気分に包まれていました。
そんな時です。
ドスンッと音が鳴りました。
誰かが裸足で着地したような音でした。
ほんの少し高い位置から2本足で降り立ったような音でした。
床(マット)に横になっていたので、振動も伝わってきました。
場所は視線の先です。ベランダに繋がる窓の前です。
なので私は、
「やばい。誰かが入ってきた」
と直感で思いました。
でも姿は見えません。それに家のビルは商業施設につの字で囲まれているので、表ではお仕事されてる威勢のいいお兄さんたちも居ますし、よく人目にも付くので泥棒が入りにくい建物なんです。
ということは、人ならざる者。怖くなった私は息を潜めました。
でもそれがいけなかったと思います。
降り立つ音は鳴ったくせに、次の瞬間にはもう私を見下ろしていました。
パパ黒に瞬間移動されたオガミ婆みたいな状況です。大ピンチ!
しかもすぐに私の中へと入ってきました。
ゴリゴリゴリ!
(痛い痛い痛いっ)
ゴリゴリゴリ!
(痛い痛い痛いっ)
そうなのです。今までと違って、とーーーーっても痛いのです。時間も長い。
つい私の頭の中では、さっき観た動画の肉塊を思い描いてしまいます。
まさか肉塊が!? いやいやそんなわけ……と、大パニック!
何にしても大きな人だと感じました。体感的には戸愚呂弟です。
ですが前にオラオラした男の人に憑りつかれた時にした有効打を思い出して、私は慌てて唱えました。
(なんみょーほうれんげーきょー!)
そこの部分しか知りませんでしたが、ゴリゴリされる中、私は必死で繰り返し唱えました。
すると3分の2入ったところでしたが、2の部分がすいっと出てきました。きっと頭の部分です。じぃっと私を見る視線を感じました。
これはいけるぞ! と思い、再び唱えようと思いましたが、パニックだったのでしょう。痛恨のお経ド忘れ。2の部分が再び入り、ゴリゴリも再開してしまいます。
恐怖もありましたが痛みも凄かったので、私は上体を起こして壁にしがみ付き、逃げようと試みました。ですが残りの1の部分も入ってしまい完全敗北です。
出産後のように痛みがパッと消えたらいいのですが、背中の上の方。肩甲骨辺りに、ジンジンヒリヒリするような感覚を伴う痛みが強く残りました。
何より得体の知れないものが体の中に入ってしまったという恐怖が耐え難かったです。
少しして息子が帰ってきて、その1時間後には馴染みました。笑
中の人については、また別のエピソードで書きますね。
長くなってすみません。お読み頂きありがとうございます。
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