side 七海2
無言で華恋を私の更衣室まで引っ張って来る。華恋はなんだか不安そうな顔を浮かべている。そんな姿も可愛らしく更衣室で二人という環境もあって理性がはち切れそうだ。
なんとか気持ちを落ち着けて華恋に恋人は作るつもりなのか尋ねると作るつもりのようだ。その瞬間脳が沸騰するかのような熱を感じて衝動的に華恋をロッカーまで追い詰めてしまった。
華恋が呼びかけてきて少し冷静になれた。
体勢はそのまま『それなら私にしないか』と華恋を見つめて問う。華恋は透き通った瞳を揺らしながら困った顔で考えている。そんな華恋も凄く可愛い。
華恋が困った表情のまま私に悪いと言う。私は華恋が好きだから率直にその気持ちを告げた。すると華恋が凄く驚いた表情になる。更衣室で二人きりと言う状況でそんなにコロコロ表情を変えられると、あまり我慢出来なくなる。今度は申し訳無さそうな顔をして何か言ってる所で私はもう抑えが効かなくなった。
無理矢理唇を奪う。元々体格的にも身長差的にも華恋の抵抗は微々たるものだった。
最初は優しく撫でるようにキスをすると、少ししたら華恋がとろけた表情になったので貪るように口内に侵入する。舌と舌を触れ合わせては吸ったり絡め合わせる。
数分間そうしていると予鈴が鳴ったので名残惜しいが、唇を離す。
華恋は惚けた顔で座り込んだ。
多分立っていられなかったのだろう。途中から華恋の体から力が抜けていたので私が支えていたのだ。
初めての快感なのか暫く放心してから、どういうつもりなのか尋ねてきた。なのでこれから少しずつ私のことを好きになってもらう旨を伝える。
まだそれほど経っていないのに華恋とのキスを思い出して舌舐めずりをしてしまった。華恋の方を見ると、私の唇に視線が釘付けになっている。
華恋が意識してくれていると分かってとても嬉しかったが、そんなにずっと見つめられても私の理性がヤバいので暗にそのことを伝えると、顔を真っ赤にして逸らした。
その後あたふたして着替えられずにいた華恋を手伝った時もずっと顔は真っ赤だった。
とっても可愛いかった!!
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