目覚めの朝にも

折り返しの昼にも

終わりの夜にも


美味いものを食べている時も

色欲に浸っている時も

博打をしている時も


怒鳴っても

怒鳴られても

褒められても

褒めても

褒められても

殴っても

殴られても


何もしなくとも

何もできなくとも


今立っている椅子がまだ頑丈なだけ


首吊り縄はいつも目の前にぶら下がっている

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る