クワイエって実はものすごいエロい魔剣なんです。溜まった相手には容赦ないから
「だれか、助けて〜」
魔物に襲われている美少女を助けに向かう。
しかし、クラリエが反応しない。どういうことだ?
「あれはわざとよ。そういうやつなの」
と、クラリエは人に変わって魔物の近くによっていく。すると魔物はピタリと止まってすぅ〜と消え出す。幻覚を見せられていたようだ。
1人の美少女らしき人物がムクリと起き上がる。
「あら、あなたでしか?魔力がいっぱい溜まった欲情の男かと思っていたのですが〜?」
「ひ、ひさしぶりね、クワイエ、相変わらず変態は変わらないのね!」
俺は魔剣と魔剣らしき人物の近くに歩き出していくと、クワイエという人物が首をぐるりと俺の方に向け、立ち上がりズカズカと歩き出してくる。
「えっ! なになに?」
「あなたが、クラリエの新たな主ですか?魔力たっぷり溜まっていて美味しそうですね……ぐふふふふっ、あっ、失礼しました。私はクワイエと申します」
「気をつけなさい。魔力たっぷり吸われて干物にされるのがオチよ。こんの隠れビッチ!!」
「そうなんだ。別に俺はエロいほうが好きだけどな。ぐふぅ!!」
腹に高速のストレートパンチが入り思わずかがみこんでしまう。
「あら、大丈夫ですか?クラリエは主をこのようにしてプレイを楽しんでいるのでしょうか?可哀想によしよし」
むぎゅうと柔らかい感触の何かが俺を優しく包む。
こ、こ、これは!!
まさに俺が求めていた安らぎの天国。
今、癒し系お姉ちゃんが誕生した。
しかし、なんだかおかしい。
力が抜けていく。
もしかして魔力吸われている?これでいい
幼児化しそうだ。
「ちょっと離しなさいよ。卑怯よ。そんな欲望の塊男に胸をおしつけるなんて!!はやと何か言ってよ〜!」
「ばぶぅぅぅ」
「凄い量の魔力が流れ込んできてへんな感じになっちゃうっっっ!!」
また意識が遠くなる。
しかし、何か柔らかいものが唇に当たっている。
魔力が流れ込んできて俺の意識は回復する。
「わ、わたしの魔力を少し分けたわ、かか、勘違いしないでよね。はやとが心配な訳じゃないんだから!!」
「助かった〜ありがとう」
「あらあら、魔力いっぱい頂いちゃいました。あっ、ヨダレが」
「そんなことよりクワイエ、早く試練を与えなさい。そのためにわざわざ来たのよ」
ビシッと人差し指をクワイエに向けて言う姿は学校の委員長のようだ。
そこ!何してるの!?みたいな感じがする。
「私の試練は、魔力たっぷりの私と戦って勝つことですね〜。あなた達ではまず勝てないかと思いますよ〜?」
「やってやるよ」
「そうよ。はやとは、無双ってやつをするために生きてるんだから」
♦︎ ♦︎ ♦︎
作品を最後まで
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