前略、クソ迷惑なあなた達へ

羽弦トリス

第1話図々しい馬鹿

その男では、就労移行支援に通っていた時の知り合いだ。

はっきり言って、就労移行支援は全く役に立たなかった。

そこで知り合った男は、嫌われ者で誰もが避けていたので、哀れみを感じていた。

声を掛けると、来週の水曜日、誕生日なんですが、1人です。と、言うから、誕生日のお祝いをしてやろう。と、言う事になった。

彼は、焼き鳥屋で食べる食べる。そして、飲む。

移動して、王将に連れて行き散々食わせた。

3万円ほど飛んだが、僕の奢りで彼は「ありがとう」の一言も無く帰った。


帰宅後、LINEで、

「今夜はどうだった?」

と、送ると、

「全然、面白くなかったし、美味しく無かった!」

と、返信が届いた。

「何で?」

と、尋ねると、

「羽弦さんの話しがムカつきました」

と。 

僕は場を乱す様な事は何にも言っていないのだが。

僕は怒りがこみ上げてきて、翌日からそいつを無視した。

やはり、嫌われ者の理由があったのだ。

不味かったとなれば、お金を返せよ!と、言いたいが、我慢した。

その経験から、周囲が嫌っているヤツには近付かなくなった。

あのガキ、病気じゃ無かったら、もう直ぐで殴る所だった。

3万円使い、不味かったと言われたら皆さんどう思いますか?

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