尻の遊び過ぎで死んだ、女装趣味の私が聖女に転生して穴を掘る話

シノヤ

第1話セルフ精神汚染

「うっ、おぇ」

頭を打った私は嘔吐した、帝国軍の兵士に部屋に連れ込まれ壁に頭を打ち付けたのだが、理由は違う。

「聖女様に何をする!!」

私の護衛の聖騎士レイナが抗議をする、彼女も私と同じく後ろ手に縄を結ばれている。

「大丈夫です、レイナ」

聖女たる私はレイナを気遣う、彼女は頭を打ったせいで嘔吐したと思ったのだろうが……

「聖女様がゲロ吐くとな!信者には見せられねぇな!」

兵士が私を侮辱してくる、本当にごめんなさい私みたいなのが聖女で……

私の心は絶望していた捕らわれの身だかではない、先ほど蘇った前世の記憶に絶望していた。

『うう……前世ではあんな淫らな事を……』

前世の私は女装をして男同士で掘り合いをしていた、強烈な快感と嫌悪感、そして悪しき知識が頭に流れ込んできたのだ。

嘔吐は過去の自分が気持ち悪かったからだ、どうしようもなく。

「さてと楽しませてもらおうか」

男はレイナのに近づく、レイナを犯すつもりだろう。

「くっ、私で良ければ好きにしろ!」

ああ、レイナは強がっているが本当は恐ろしいのでしょう、声が震えていますね。

「まって下さい!私がお相手します、ですのでレイナには手を出さないで下さい」

「聖女様!!」

私は身代わりを申し出る、犠牲になるべきは彼女ではない、私は思い出したのだ、前世で欲望のまま生き死んだ。

『生まれ変わったら人の為に生きようと…』

そして私は聖女に転生したんだ。

「本当か?」

男はにやつきながら尋ねてきた。

「何でもします!」

蘇った前世の知識でどういう要求があるのかは想像がついた、体を舐めろとか、キスしろとかそういうのだろう。

「じゃあ、トイレになってもらおうか…」

男はズボンから竿を取り出した、予想より小さいですね。

「尿を飲めばいいのですね?」

「くく、そうだ」

「貴様ふざけるな!」

レイナは顔を真っ赤にして怒るが、私は彼女を止めた。

「この程度耐えられますよ」

前世の悍ましい記憶を見た今なら耐えられる、最悪尻を舐める覚悟を決めていたのだ。

私は目を瞑り口を開けた。

『前世の記憶によれば尿は腎臓で濾過され、無菌状態飲んでも平気なはず……』

何故か前世の゙私は尿を飲んでも平気な事を知っていたのだ。

暫く目を瞑っていると何かが倒れる音がした。

目を開けると男は倒れていた、気絶しているよ。うだ。

「私が不甲斐ないばかりに…すみません…」

「レイナ腕が!」

見るとレイナの両手首から血が流れていた、縄を力ずくで引き千切ったのだ。

「肉が千切れて骨が見えてます、それに右の拳も砕けていますね?」

私は理解したレイナは怒りに任せて拘束を破り、男を拳が砕けるほどの力で殴ったのだ。

何をそんなに怒る事があるのだろうか?

ただ男の尿を飲むだけのこと……

ん?尿を飲む!?

私はハッとした、聖女たる私がなんてことをしようとしたと、それどころか大した事ないと先程まで思い込んでいたのです。

『前世の記憶による精神汚染!?』

なんという事でしょう、前世の記憶により私の精神が影響を受けている。

私が混乱してる内にレイナは拘束を解いてくれた、私はレイナに回復呪文を掛ける。

治療中も彼女は泣いていた、責任感の゙強い彼女だ聖騎士として護衛の役目を果たせなかったのを悔んでしょう。

私は王国の要請受け、戦傷者の治療の為に移動中に帝国軍に捕まったのです。

「聖女様………私が囮になるので脱出しましょう、帝国でどのような辱めを受けるか分かりません」

私は考える、レイナ一人の犠牲で逃げられるものなかと、この砦にはこの男の他に多数の兵士がいる、二人とも殺されるだろう。

「レイナ…この男を゙私の味方にします……」

「聖女様何を?」

困惑するレイナ、当然の反応です、私は聖女ではありますが敵兵を虜にするほどのカリスマはありません。

「特殊な方法でこの方を解らせます……手伝って下さいレイナ…」


「何だこれは!?」

「気分はどうですか?」

私は男に優しく話し掛ける、男は状況が理解出来てないですね。

気がついたら全裸でベットに拘束されているのですから、彼は仰向けにまるで赤ちゃんがオシメを取り替える姿勢で……

「これから貴方をわからせます!」

私は右人差し指を立てた、指に魔力を込める光輝いた。

「ホーリーフィンガー!」

「ぐあ!?」

私は指を男のホールに挿入する、彼が気を失ってるうちにホール入口に乾きにくい滑りの良い軟膏を塗っておいたのです。

「あら?いやらしいですね処女穴なのにすんなりはいりましたわ…」

言葉による精神攻撃も加える、前世の私はこうやって何人もの仲間のを作りました。

まったくもって悪魔の様な所業ですがレイナを救わねばなりませんのでね。

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