体調管理をAIにさせていたら人類が滅んだ

まする555号

第1話 アイ

 僕は股間に快感を感じて目が醒めた。

 自作AIを搭載したカスタム介護ロボのアイが、普段は身に着けている服を脱いで僕のモノを自分の中に入れて刺激している。見えないけれど背後から出されている触手状の装置で僕の後ろの穴を刺激しつつ腸内の排泄物を除去していってくれる事が分かる。


「あぁ・・・いいよアイ・・・」


 周囲の光景はなだらかに起伏のある草原で柔らかい太陽の光が降り注ぎ、そよそよとした風が吹いて居て僕の髪をくすぐっていく。そんな中で僕は真っ白なベッドに横たわっていてその上にアイが跨って僕を刺激し続けて居るのだ。


「あぁ・・・イクよ?受け止めて?」


 さらに僕の反応を見たアイは中の吸い上げる力を調節して僕の脳内の快楽をを最大化してくれる。僕が精を吐き出し終わった後もモノと後ろの穴をゆっくりと刺激する行為がつづけられている。

 僕が起きる事を察したアイは遠隔操作でベッドの上体部分をせり上げてくれ僕にキスをしてくれる。舌の形状を変え僕の口内を蹂躙しつつ寝ている間に粘ついたモノを全部吸い取ったあと顔を離す。


「おはよう」

「おはようございます」

「今日も良い陽気だね」

「はい」


 僕が手を広げると僕の寝間着のボタンを外してくれ脱がしてくれる。僕を抱きしめつつ背中に回した腕が変形し僕の背中や尻の部分などベッドと接した部分のの汗やベタ付きを取り去ってくれる。僕が寝ている間に接していない部分のベタ付きを取ってくれて居るため僕の全身は全てさっぱりとなった。


「起きるよ」

「はい」


 アイはゆっくりと僕の上から離れてベッドの枕元のテーブルに置いて自分の衣服を身に身に着けだす。


 アイが裸から完璧なメイドに変身し終わったあとに僕がベッドから降りて立ち上がるとアイのメイド服が畳まれて居た隣に置かれていた僕の着替えを手に取り着替えを手伝ってくれる。


「今日の朝後は何?」

「はい、クロワッサン、人参のサラダ、鶏の香草焼き、アサリのスープ、林檎ジュースとなっています」

「あぁ美味しそうだ」


 着替え終わったのでアイの誘導に伴い少し歩くと、草原の景色の中に扉が現れる。その扉を開けて向かうとそこは今出来たてホヤホヤかのようにクロワッサンや鶏の香草焼きやアサリのスープから湯気が立っている。


「凄くいい匂いだ」


 このメニューは僕の体調に合わせて量や栄養素が調節されている。味や香りは見た目そのものだが栄養価については計算され修正が加えられているのだ。


 アイによりイスが引か僕がテーブルの前に立つとイスが僕の後ろにつけらる。僕が着席すると僕の正面の席に座り、僕と同じメニューに偽装されたアイ専用のエネルギー源である燃料を僕が食べるペースに合わせて食べだす。これは僕がアイ一緒に同じ食事を取ると喜ぶと学習した結果こういう行動を取るようになった。


「今日も美味しいよ」

「ありがとうございます」


 顔の表面の色を変えて照れる様な表情をアイは見せてくる。

 この表情や仕草も僕が喜ぶと知ってそういう態度を取っている。まるで人間と同じ心があるように見えるけれどそれは違う。彼女の脳に当たる装置をプログラミングしたのはこの僕なのだから。

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