第8話
はー、めんど。
イノセントのレベルは『5』。
「災害レベル」という指数で表現される奴らのレベルは、8から1までの数値で決定される。
都市部から離れれば離れるほど、レベルの高いイノセントの出現率は高くなっていくが、この付近はそもそもイノセントが出現すること自体が珍しい。
消滅した都市、「グレーゾーン」のエリアとはいえ、グラウンド・ゼロの都市城壁から数十キロしか離れていない。
レベル5と言えば、都市近郊だと緊急避難勧告が下るレベルとなり、避難レベル3(※セーフゾーン内への避難または地下施設への移動)に該当する。
スキムボックスに映像を保存しておこうか?
…いや、これだけの数がいるなら、わざわざ撮るまでもないか。
通信センターには恐らく情報がいってるはずだ。
問題は、“いつからコイツらがいた”のか。
レーダーに映らなかったってことは、直前まで出現していなかった可能性もある。
だが、このレベルのイノセントが出現するには、かなり汚染が進行している地域じゃないと。
ふー
考えてもしょうがないか。
まずは片付けよう。
話はそれから。
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