【完結】シスコンを辞めたいと妹に告げたら、可愛い顔で拒否られました
あかせ
第1話 決死の告白
俺、
しかし、いつまでもこのままではいけない。俺は今日、渚に決死の告白をする。
今は祝日の午前中。母さんと父さんは出かけており、家には俺と渚の2人しかいない。俺は自室で、言いたい事を脳内で復唱し続けている。
「お兄ちゃ~ん。準備良いよね?」
扉が勢い良く開き、笑顔で入ってくる渚。
「うぉっ! …びっくりした」
「? いつもと同じ時間じゃん?」
彼女は普段通りベッドの上に座る。
「ねぇ。何かいつもと違うけど、体調悪いの?」
「いや、そういう訳じゃ…」
「悩みなんて、Hで吹き飛ばそうよ。ね?」
俺達はシスコン・ブラコンの間柄で、Hを頻繁にするのだ。これは兄妹の秘密なんだが…。
「……」
言いたい事は、Hと関係大アリなのだ。
「そこで黙るの? 本当に深刻なやつ?」
さっきの表情とは打って変わって、心配そうな顔をする渚。
「まぁ…、一応そうだな」
Hに対する考え方次第だと思う。
「何かハッキリしないな~。とにかくお兄ちゃんもベッドに来て。シコシコしながら聴くからさ」
本当はそれすら止めたほうが良いだろうが、渚の機嫌を損ねたくない。
「わかった…」
俺はベッドに上がって仰向けになった後、ズボンを脱ぐ。
「それで、さっきから悩んでる事は何?」
本当にシコシコしながら聴く気なのか。
「言うけどさ、驚かないでくれよ」
「大丈夫だって。大抵の事じゃ驚かないから」
「実は…、シスコン辞めたいんだけど」
「……はあ!!?」
「驚いてるじゃん!」
「そりゃそうだよ! これ聴いて驚かないブラコンはいないって!」
「それで…、シスコン辞めて良いか?」
「ダメ♡」
…突然俺のあそこを握る力が強くなった。どういうつもりだ?
「もっと詳しい話を聴かせて」
「わかった。…気になる女子ができたんだよ」
「その女子の名前は?」
「
「きっかけは?」
「俺と水寺さんは隣同士なんだけど、俺が落とした消しゴムを拾ってくれたんだ。その後笑顔で返してくれたんだが、とても可愛くて眩しくて…」
「その後の関係は?」
「これっきりだ。挨拶はするが仲良くはない」
「その女子のおっぱいの大きさは?」
「わからん。制服の上からじゃ…」
何でそんな事訊くんだ?
「え? その程度でシスコン辞めたいって言い出したの? Hしてないじゃん?」
「確かにその通りだが、彼女とはもっと親密になりたいと思っている。そのためには多くの時間が必要だ」
「だからあたしとの時間を減らして、その女子との時間を増やしたいんだね」
「そういう事だ。それに、シスコン・ブラコンなんて変だろ?」
「今は多様性の時代だし、気にしなくて良いって」
…これだけ説明しても、渚の表情は晴れない。納得してないのは明らかだ。
「こうなったら、お兄ちゃんのお〇ん〇んに訊いてみようか」
「は? いきなり何を言い出すんだ?」
「ねぇねぇ。お〇ん〇ん君はあたしの中好きだよね?」
【うん好きだよ。僕と渚ちゃんの中は相性バッチリ♪】
俺のあそこが腹話術人形のように扱われている。しかも声のトーンまで変える徹底ぶりだ。渚のユーモアって感じか?
「お兄ちゃんがその女子を気に入っても、お〇ん〇んが気にいるとは限らないよね? いずれその女子とHする気でしょ?」
「…まぁな」
「その女子気になるな~。今度会いに行って良い?」
「それはちょっと…」
俺と渚は同じ高校だから会える事は会えるが、目立つのは勘弁だぞ。
「あたしをその女子に会わせないなら、絶対納得しないから!」
渚は最低限脱いだ後、自分から入れ始める。
「お兄ちゃんもわかるでしょ? お〇ん〇んが喜んでるのを♡」
渚の言う通り、とても気持ち良い。それは事実だが…。
「その女子がお兄ちゃんをどう思ってるかわからないのに、そっちに移るなんて…。あたしが知らないだけで、お兄ちゃんはドMなのかな?」
「そんな自覚はないぞ…」
「あたしは絶対お兄ちゃんを振らない。だけどその女子は振るかもしれない。傷付く可能性がある選択をするんだから、素質はある感じじゃない?」
「……」
俺の選択は間違っているのか? 自信がなくなってきたぞ…。
「今度お兄ちゃんの教室に行くって事で、この話はおしまい。あたし、これ以上は限界だから♡」
この言葉以降、渚の喘ぎ声とエロい動きは止まらない…。
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