問題児は足掻く

絶希

第1話 遅れたスタート


4月9日

am10時、俺は桜道をのんびりと歩く。

寒さがなくなり始め暖かくなる季節になってきており、とても過ごしやすく散歩するには丁度いい温度だ。

 しかし、俺にとっては今日から学校であり、行きたくもない高校を目指す。

 そう、俺にとっては


教室に着き、昨日の電話で聞いた教室に入る。

 「おはようございま〜す。」

俺が入ったことにより、授業中の教室ではみんな俺のへと視線を向けた。そして、その授業している先生は呆れたように、ため息を吐きながら

 「遅刻ですよ、A君。それに昨日はなぜ来なかったのですか?入学式ですよ。」

 そう、俺は昨日の入学式をサボりさらに次の日の授業さえ遅刻したのだ。

 「すいませーん、寝坊しました〜。俺の席どこっすか?」

 「‥‥1番左の後ろの席ですよ。早く席につきなさい。」

 「はーい」

 周りの好奇の目線を感じつつ、全く気にせず空いているその席に座る。‥眠い寝よ

俺は昨日の疲れが取れず、席に着いて疲れが襲ってきたため、机に伏せる。

 教師のため息を聞きながら

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