仕事がブラックで倒れて気づいたらゾンビに転生していました!
@Kaba1470
1章 転生して良かった。
第1話 気づいたら転生しちゃってた?!
ピピピピ! ピピ!
このアラーム音を聞く度会社に行くのが憂鬱になる。
そう思いながら私は重い体を動かし身支度を済ませ会社に向かった
上司「何度言えばわかるんだ!このポンコツが」
社員1 申し訳ございません。 次からは気をつけます!
まただ、 何度も聞いてウザったくなるような話を何回もみせられる。
お気づきの通り
私の会社は一般的に言われる「ブラック企業」休みなんて勿論なし 残業代手当もまともに出ないったらありゃしない。
「はぁ、 なんで私こんなことしてるんだろう?」 そう呟きパソコンに手をかけた
ふと時計を確認すると23時を回っている
「今日も会社帰れなさそうだなぁ」
課長「福本さんいつもの会議室に大事な資料があるから取ってきてくれる?」
「わかりました。」 課長に促され指定された資料を取りに行く
(課長さん誰に対しても優しく気遣いができるいい人だ。でも、)
そう私は知っている”彼は会社の金を横領”していることに...
自分は昔から人を見る目に長けていたこれはとある”きっかけ”によって身についたものだった
「何奴も此奴も嫌になってくる」 何度会社を辞めたいと思ったか数え切れない
いつも通り心の中で愚痴を呟く。
こうやって死ぬまで働いて上司にいいようにコキ使われるのだけは勘弁!
前向きに自分を奮い立たせ、指定された資料を渡し席に戻る
仕事がもう少しで終わるその時だった
上司「俺の分も頼むわwこれくらいすぐ終わるだろ?」
「はぁ。またか大体すぐ終わるんなら自分で終わらせてから帰れよ((ボソッ…」
上司「なんか言ったか?」
心の中で呟いていたつもりが口に出していた
上司「ちっ 大体よぉおまえらミスばかりでろくに仕事もうまくできねぇくせに不貞腐れたような目で俺をみて文句あんなら俺より実績をあげてから言えよなww」
ゲラゲラと笑っているその態度に私の中で何かが プツン と切れた
「じゃああなたがやればいいじゃないですかそうやって何でもかんでも社員のせいにして怒鳴ることしか脳がないハゲオヤジめ!」
そう吐き捨て荷物をまとめてオフィスを飛び出す。
上司と周りは動揺していた
自分で言うのもおかしいけど普段の私はこんなことをしない。 もっと感情をコントロールできるし限度も理解しているつもりだ
「ココ最近だるかったり感情がコントロール出来なかったりネガティブ思考になってる気がするわ 」
「はぁ。目が霞む」
勢いのまま飛び出した彼女には膨大なストレスと緊張が走っていた
無理はないだろう。 あんな劣悪な環境だ誰だって癇癪を起こすはず。
コンビニでつまみや酒を買い帰路に着く。
家に到着しつまみを頬張りながらビールをグビグビ音を立てて飲む
もちろん会社からの連絡は来ているが無視している…
「私このままどうなっちゃうのかな。」
呟いた瞬間
視界が徐々に掠れていく
「あれ?なんだろ 眠くなってきたな。 もう
いいや。このまま寝ちゃおう」
薄れていく視界の中プツリと意識が途切れる
「何時間たったんだろう会社に行かなきゃ…」 そういえば飛び出したんだっけなぁ。 ぼやける視界の中ふと気づく
「あれ?ここどこだ?」
目を擦りながらあたりをみまわす。
そこは薄暗くまるでゲームで出てくる洞窟だ
「きゃああああ!」
驚きを隠せない中水溜まりに反射した自分の姿に声を上げる
「私...ぞ、ゾンビに転生しちゃってる!」
そうして福本愛梨は目覚めゾンビとなった…
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