幼馴染に浮気され俺の義双子が暴走したのだが

アキノリ@pokkey11.1

第一章 双子の花嫁

許さないよ?

第1話 幼馴染の浮気と双子の暴走

☆(早見玖)サイド☆


路傍の石だったか.....そう言うことわざだったか?

そんな言葉がある。

その路傍の石だが俺、早見玖(はやみきゅう)はまさに石ころの様なゴミクズだった様である。

幼馴染の貞本蓮(さだもとれん)に浮気された。

なので死ぬしかないかと思った。


そんな考えのもとで俺は自室に居た。

マジに死ぬしかないかもしれない。

思いながら俺は外を見渡す。

土砂降りの世界。


「.....クソッタレだな」


そんな事を呟きながら俺は窓に触れながら6月の空を見上げる。

浮気された挙句に雨とはやはり死ねという事だろうか。

思いながら俺は溜息を吐いて外を見ていると。

ガチャッとドアが開く音がした。


「おやおや?ここに悲しんでいる人が居ますな」


その様な事を言いながらベレー帽を身につけた美少女が入って来る。

まるで探偵の様な感じだ。

そして黒縁メガネをかけている妹の方の恋葉(れんは)。


髪型はツインテールの黒髪に.....究極と言えるぐらいのスタイル。

そして運動とか勉強が趣味な感じの人間。

究極のブラコン.....と言ったところか。

いやっていうか何をしているんだ。


「お前な.....恋葉。今は俺は気分が上がってないんだ。はい.....」

「問題です」

「.....え?」

「私は本当に恋葉でしょうか?」

「それはどういう意味だ。その黒縁メガネは恋葉に決まっている」

「本当にぃ?騙されておるぞォ?」


「まさか」と思いながらハッとする。

それからドアが開く。

そしてニヤニヤしながら恋葉が顔を見せた。

コンタクトをしている様だが.....だ、騙された!

コイツは恋実(れんみ)か!


髪型は普段は長いポニテなのに!

わざわざ結い直したのか!

思いながら俺は盛大にため息を吐きながらキャンバスみたいに真っ白な恋実を見る。


成績優秀、体育も優秀なさっきの恋葉と同じ趣味だ。

マジに頭が良い2人である。

そして姉妹は騙せたとパァンと2人で手を叩く。


「.....えへへ。お兄ちゃん騙されたね!」

「成功だね。恋葉」

「.....お前ら.....俺は今は遊んでいる暇はない.....」

「知ってるよ?」

「私達は知ってるよ」

「.....え?」


「たまたま恋実が見かけたの。お兄ちゃんは浮気されたんだよね?」と言ってくる。

そして恋葉がメガネをかけ直してから「お兄ちゃん。復讐するべきだよ」と歪んだ笑みを浮かべる。

すると今度は恋実が「そうそう」と俺のベッドに腰掛けた。

それから俺にニヤッとしてくる美少女姉妹。


「.....お兄ちゃん。これで良いの?」

「兄ちゃん。私は満足しないよ?」

「.....しかしそうは言ってもな」

「私は絶対に許さないよ?全てを」

「そうだね。.....私達はぶっ殺すよ。その幼馴染は。怪しいって思っていたけどそんなクズだったなんてね」


俺は唖然としてハッとする。

待て待て!!!!?ぶっ飛んでいるぞ!!!!!

俺は絶句しながら2人を見る。

するといきなり二人はその俺の顔に見合わせてニヤッとしてから。


そのまま「隙あり!」と俺を襲った。

それから押し倒してくる。

な、なんだ!?


「お兄ちゃん。姉妹丼しよう」

「.....あ?.....ぁあ!!!!?」

「私が」

「私が慰めてあげる」

「いきなりぶっ飛んでいるけどするか!!!!!」

「お母さん居ないしね。ちょうど」

「そうだよね」


そして両側から俺にキスをしてこようとする。

俺は「何をしている!好きでもない相手に!」と俺は押し退けてからそのまま息を切らしながら2人を見る。


「冗談はよせ」という感じでだ。

すると2人は顔をまた見合わせてから「真面目だよ?」

「私は真面目にお兄ちゃんの精子をもらいたいし」と言い始める。

せ!!!!?.....いや。待て.....それはどういう。


「.....お兄ちゃんのその逞しい精子をもらって.....幸せになるの。ね?恋葉」

「そうだね。だからお兄ちゃん。いつか.....私達を孕ませてね」

「.....!?」


「あんなクソアマな女は捨てて私達だけを見たら良いよ?」と恋葉が言う。

そして恋実も俺を見てくる。

「そうそう」と言いながらだ。

俺はその姿にゾッとしながら「「姉妹丼ってしたいでしょ?」」と2人は言ってきながら服を脱ごうとする。

そんな感じに俺はその場からコンビニに逃走してしまった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る