街灯

今日も太陽が沈む

新しい生活にも慣れ

この街が知らない街ではなくなっていた


君に逢えない日々

街を歩くと君の好きなものばかりが目に止まる

思えば君とは趣味も違えば服の好みも違ったね


あの頃はあの街を

何もない場所だと窮屈だと感じていたのに

今では立ち並ぶビルが窮屈そうに見える



夜が更けていく

眠れない日が続き

それも次第に生活の一部になっていた


君に逢えない日々

少しずつ君の姿が薄れていってしまう気がする

気付けば君が好きな物ばかり手に取っている


あの頃はあの街を

君がいるだけの街だとそう感じていたのに

今ではこの騒がしい街が寂しそうに見える



あの街には君が見ている未来があった

君と一緒に見られる景色があった

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