星
Grisly
星
遠くない未来、
満点の星空の下、若いカップル。
これ以上ないロマンチックな光景。
彼女が、彼氏に語りかける。
「ねぇ、私のために、
あの星一つ持って来てよ。」
彼氏は答える。
「昔なら幻想的な言葉だが、
今は、現実にそれができるんだぞ。
一体いくらかかると思ってるんだ。
ああ、恐ろしい。嫌味も大概にしろ。
破産させる気か。」
人類の夢が叶う瞬間、
それは、夢が崩れていく瞬間でもある。
星 Grisly @grisly
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます